内容説明
ある日突然力が入らなくなる“ナンビョウ”になったオイラの日常は、まさに脱力系!&「とほほ」の連続だった。見えない病気がよく見える!超高齢社会を生きる私たちに共通の課題やヒントがこの本の中にあるかも!
目次
第1章 MGってどんなビョーキ???―その症状と日常生活(日内変動;眼瞼下垂 ほか)
第2章 発病―異変から診断まで(発病前のオイラ;異変 ほか)
第3章 キョーフのクリーゼ―九死に一生を得る(クリーゼの予兆;緊急入院 ほか)
第4章 リハビリと治療―気長にゆるゆると(リハビリテーション1 歯科;リハビリテーション2 発語療法 ほか)
著者等紹介
わたなべすがこ[ワタナベスガコ]
1973年福島県生まれ。千葉県育ち。セツ・モードセミナー在学中より“絵と文”の仕事を開始。一方で農業体験施設管理人、ベビーシッター、介護職などを経験。2003年重症筋無力症を発症。2007年「重症筋無力症とほほ日記」初版出版。絵と文の仕事を請け負いながら、編集プロダクションに勤務。2012年東京大学大気海洋研究所に勤務し、東北沿岸域のプロジェクトに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みろみ
2
図書館本。知人が発症した病気なので興味を持って読みました。何気なくやっている動作がこんなにできないなんて想像を絶する大変さ。この絵を描いていることすら大変でしょう。外から見えない病気ってほんとにヘルプマーク重要ですね。2019/07/24
ヒサミチ
1
コミックエッセイのようでちょっと違う感じ。それもそのはずで、この本の出版社は、医療関係者が読む実用的な本を多く出しているところでした。 だからこそ具体的で分かりやすく、こんな病気があるのか…と学ぶにはとても良い本です。 難病なのに、見た目は普通の人と変わらないというのも、なかなか難儀です。2019/11/04
☆ミント☆
1
初めて耳にする病名でした。 イラスト付きで分かりやすくて、ヘルプマークの大切さも再認識できました。2019/04/21
maa
0
病気になるって本当に大変。身近にそういう人がいないとわからなかったであろう胸の内をさらしてくれた著者にしらせてくれてありがとうという気持ち。治療の辛さとかに目がいくけど、病気になろうと何があろうと毎日生きていかなくてはいけない。食事や入浴、外出、人づきあい・・その日常がとてもリアルだった。病気の人でも高齢者でも子どもでも色んな事情を抱えた人がみんな生きやすい世の中だといいなと思った。元気な病人、幸せな難病患者を目指すという著者の言葉に、覚悟のようなものを感じた。2023/07/13