出版社内容情報
《内容》 ひとが生きていくうえで不可欠な行為である「食べること」。これは、命の維持にとどまらず、生活に楽しみをもたらし、他者とのつながりをつくる手立てとして、社会・文化的に重要な意味をもつ。本書では、まずひとの生活と食の関わりの基本的解釈からその障害を学び、そのうえで種々の障害者における食の障害への具体的アプローチの仕方を学ぶことができる。作業療法の知識と技術を駆使してわかりやすく解説してあり、生活援助の視点をもちそれに携わるリハ領域のすべての職種の方々にとって必読の一冊である。
《目次》
第1章 総論
「食べる」ことの意味と障害
第2章 食の障害における見方とアプローチの実際
1.精神障害に伴う食の異常・障害へのアプローチ
2.発達に障害がある子どもたちに対する食事支援
3.脳血管障害に伴う食の障害へのアプローチ
4.脊髄損傷に伴う食の障害へのアプローチ
5.パーキンソン病に伴う食の障害へのアプローチ
6.慢性関節リウマチに伴う食の障害へのアプローチ
7.筋萎縮性側索硬化症に伴う「食べる」障害への技術支援
8.高齢(痴呆)者における食の障害へのアプローチ
9.末期がん患者における食事の意味と支援
10.在宅高齢者の食の障害に対する取り組み
11.精神障害者地域生活支援事業における食事の意味と援助
12.高齢者・障害者に対する食事調達のマネージメント