出版社内容情報
《内容》 さまざまな看護論がある。ナイチンゲールを支えたのはキリスト教であり、現代の看護を支えるのは科学。しかし、わたしたちが安心して救われる「いのち」への看護は、仏教を活かし日本の大地に根差した独自の看護論が支える。 《目次》 第1章 仏教看護の可能性第2章 仏教看護の主要観念第3章 人間の「生老病死」と仏教看護の関わり第4章 仏教看護の実際
内容説明
「どうして私ががんに…」と苦悶する人に科学は答を出せない。問われているのは、医療者の人間的成熟の問題なのだ。私たち日本人の意識にしみついている仏教思想を掘り起こし、その豊かな教えを、「病者の傍らに立つ者」としての看護者のあり方に活かそうという提唱は、著者の学びと実践の道程から産み出されたものであるだけに、説得力がある。
目次
第1章 仏教看護論の可能性(なぜ今、仏教看護を問うのか;「仏教看護論」であることの意味 ほか)
第2章 仏教看護の主要概念(人間と宗教;仏教看護における人間観 ほか)
第3章 人間の「生老病死」と仏教看護の関わり(人間の「誕生」と仏教看護の関わり;人間の「老い」と仏教看護の関わり ほか)
第4章 仏教看護の実際(仏教の教えに学ぶ仏教看護の方法論;仏教看護と看護過程 ほか)
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