内容説明
「がん」という病気は、診断される以前、検査の段階から人を不安にさせる。心の問題は、がんを疑ったときから始まり、診断されてからの長い経過のなかでも生じてくる。患者さんやご家族がどのような場面で、あるいはどのようなことに対して不安になったり悩んだりされるのかを著者なりに考え、いつ心の専門家を訪ねていただきたいか、そこではどのような対応が行われているかを解説した。
目次
第1章 がんの告知を受ける前に
第2章 告知を受けた後の不安
第3章 心の専門家の支援を受けるときとは?
第4章 治療への不安、再発への不安はどうすればいい?
第5章 がんの痛みはどうすればいい?
第6章 がんの“本当”を知る
第7章 家族との関係はどうすればいい?家族はどう対応すればいい?
第8章 心の専門家が使う支援の手段
第9章 がん医療における心の医学―サイコオンコロジーとは
第10章 情報をどのようにして得ればよいか
著者等紹介
岡村仁[オカムラヒトシ]
福井医科大学医学部卒業後、広島大学大学院医学系研究科修了。医学博士。国立がんセンター中央病院等の勤務を経て、広島大学大学院保健学研究科教授。日本サイコオンコロジー学会の副代表理事。精神科医として、がん患者・家族の心の問題に日々向き合っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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