内容説明
2007年夏、ロンドンで1人のエジプト人が謎の死を遂げた。その男はかつてイスラエルの「奇跡の情報源」と言われたスパイだった。彼はなぜ宿敵イスラエルに寝返ったのか。そしてなぜ死ななければならなかったのか。イスラエル諜報機関の情報分析官だった著者が、膨大な資料を繙きその謎に迫る。
目次
葬儀と謎
カイロ、一九四四~一九七〇年―始まり
ロンドン、一九七〇年―接触
一九七一年四月―軍事諜報局の介入
一九七一年五月―始動
世界中のスパイ機関の夢
サダトの特使
エジプトの戦争準備
最終準備とローマでの間奏曲
安息日明けの署名
鳩小屋計画―警告と戦争
アシュラフ・マルワンの栄達と没落
「シティ」の天使、暴かれた義理の息子
堕ちた天使
著者等紹介
バル=ヨセフ,ウリ[バルヨセフ,ウリ] [Bar‐Joseph,Uri]
1949年イスラエル生まれ。1990年スタンフォード大学で博士号取得。イスラエルのハイファ大学政治学部名誉教授。イスラエル軍事諜報局の情報分析官として諜報で長年実務を積んできた。安全保障、諜報、アラブ・イスラエル紛争に関する著書多数
持田鋼一郎[モチダコウイチロウ]
1942年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒業。歌人。紀行・伝記作家。翻訳家。著書・歌集・訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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