内容説明
中東を理解するために―アラブ人やイスラム教徒がユダヤ人を拒否する本当の理由。「イスラム過激原理主義―なぜテロに走るのか」の著者が反ユダヤ主義の感情や事実を、アラブの歴史・現代の中東メディア・コーランやイスラム教の伝承から探りだし、根の深い誤解や偏見を明らかにする。
目次
1章 ユダヤ人陰謀説に見る反ユダヤ主義(ユダヤ人陰謀説が生きている世界;反ユダヤ主義のイスラム化 ほか)
2章 イスラム教に内在する反ユダヤ感情(「猿と豚の子孫」という蔑称;預言者ムハンマドのユダヤ人への譲歩 ほか)
3章 イスラム教改宗ユダヤ人への反感(ドンメ―ムスリムに改宗したユダヤ人;改宗ユダヤ人ビンサバと異端教義 ほか)
4章 パレスチナ過激派などの反ユダヤ論理(イスラム過激派が“ユダヤ権益”を標的にする理由;アッバースPA議長が書いた反ユダヤ主義本 ほか)
著者等紹介
藤原和彦[フジワラカズヒコ]
1943年(昭和18年)、岩手県一関市に生まれる。東京外国語大学アラビア語科卒業。読売新聞社入社後、長く外報部に勤務し、カイロ支局、ベイルート支局、ローマ支局長、カイロ支局長、調査研究本部主任研究員を経て、1998年9月退社。現在、独協大学・成蹊大学等非常勤講師、財団法人中東調査会参与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 自己組織化の科学