最初に父が殺された - 飢餓と虐殺の恐怖を越えて

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784895859363
  • NDC分類 936
  • Cコード C0030

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チエコ

4
重かったけど読んでよかった。コイとメンの労働キャンプでは何があったのだろう。2016/06/27

かめちゃん

3
ポル・ポト政権の大虐殺時代を生き抜いた少女の体験記。その地獄が始まったとき、少女は5歳。幼いながらに感じた死への恐怖や、ポル・ポトへの並々ならぬ憎悪、生きようとする力が生々しく綴られていて読んでる私も恐怖でたまらなかった。こんな嘘のような地獄が私の生まれる何年か前に起こっていたなんて信じられない。ポル・ポト率いるクメール・ルージュとは、なんと幼稚で浅はかで残酷なのだろう。言葉で表現するのも適当なものが見つからないくらい、壮絶な体験記。だけど、目をそらさずに読むことができて、なにも知らなかったカンボジアの歴2013/03/13

貧家ピー

2
トゥールスレン虐殺博物館を訪問した際、そこで殺された人々の写真展示の中に子供達を見つけて、同年代の子供達が殺されていたことに衝撃を受けた。 本書の著者は、同じ年生まれ。もし日本ではなくカンボジアに生まれていたらという"歴史のif"の疑似体験となった。 都会から農村への移住・飢餓・何時殺されるかと言う恐怖・家族の死去・子供兵としての訓練、現実とは思えない。当時の人口の1/4が虐殺されたと言われる虐殺、クメール・ルージュが作りたかった世界はこんなものだったのか? 2018/06/22

ゆう

2
圧巻。正直なかなか気が重くて読み進められなかったのですが、父が連れて行かれるあたりからはもう止まりませんでした。小学生になるかならないかくらいの年頃の女の子がここまで生き抜くことができるなんて、もちろんこの背後には生き抜くことのできなかった何千何万の子どももいるわけで…。私ならきっと死んでいたし、こんな目にあったら憎い敵を嬲り殺しにするのをしっかり目に焼き付けたはず。人間って何だろうな…2018/03/03

Arte

2
ロン・ノル軍の軍人の父と中国系の母の下で、7人兄弟の下から2番目として生まれ、何一つ不自由のないお嬢様として育てられていた(この生活がちょっとイラッとする)著者は、5歳でポル・ポト軍の侵攻に遭い、プノンペンから追い出される。父親は農村育ちでスキルもあったため、身分を隠して農村を転々とすることでしばらくは生きていけたが、家族が一緒にいると全滅しやすいということでわざとバラバラに。結局両親は処刑され、著者は生き残った兄弟の1人と最終的にアメリカに移住する。2017/08/02

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