内容説明
著名なジャーナリストが綴る激動の一年。
目次
八月九日―冒険の始まり
過去に訣別する
象はいかに投票するか
祝日
何たる変わりようだ、アメリカよ!
全員無罪
夜と霧
長引く波紋
大打撃
五月四日、衰惜
バカンス
ヒットラーからマレーネまで〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
unpyou
1
イタリアの大御所ジャーナリストによる'91~'92年の記録。イタリアと日本の近現代史を対比して楽しむのが趣味の自分にとり日本語で読める同時代史は貴重。この年はソ連崩壊という欧州激動の一方、イタリアではマフィアとの闘いがクライマックス。ファルコーネ判事が暗殺され、魔王ことアンドレオッティが引退。欧州の様々な史話や人物逸話も登場し面白いが、詩の如き文体は若干読み進め難い部分も。訳の問題かウテ・レンパーがウーテ・レンピアとあったり、ラングの名作映画が「死刑執行人も死んでいくという映画だった」とあるのは気になる。2015/12/08
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