内容説明
ありあまる物資と際限のない利便性…科学技術の発展がもたらした現代社会の豊饒。私たちはこれを手放しで喜んでいてよいのだろうか。警戒すべき点はないのだろうか。21世紀を目前にしていまこそ考えねばならぬ「科学と社会の調和」の問題について、斯界の世界的オピニオンリーダーたちが真摯に問いかけた、珠玉の講演集。
目次
1 科学の美学について
2 情報科学における新しい流れと期待
3 情報化と知の再構築
4 脳科学と遺伝工学
5 人にはどれだけのものがいるか―エネルギー物質多消費文化への警告
6 エネルギー科学―高度技術とのかかわり
7 地球環境と科学の進歩
8 将来の科学技術