子どもの翼に未来をのせて―ルソーの『エミール』に学ぶ自然・保育・子育て

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子どもの翼に未来をのせて―ルソーの『エミール』に学ぶ自然・保育・子育て

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784895794060
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0037

出版社内容情報

子どもとの関わり方、子育て観のすり合わせ方、メディアとの接し方、そして、そもそもどう育つことが子どもにとっての幸せなのか。『人間不平等論』『社会契約論』で有名な思想家・ルソーが著した“教育小説”『エミール』にヒントをもらいながら現代の日本の保育・子育てについて考える書。

※一部変更になる可能性あり

1 生まれることは選べない しかし、立ちあがるのは自分の力だ
  ~『エミール』第一編を読みながら~
●人にはその人固有の生きたい道がある
●子どもは無条件に支えられるもの
●エデュケート…“引き出す?から“教え込む”へ、誤訳?
●親の不安感と子どもへの押しつけ
●親の思いを読み取り自分をしめつける子どもたち
●家にたどり着いてほっとできるか
●微笑んだり、微笑み返したりできているか?
●自然は子育ての先生
●寒い地方に生まれた子は寒さに強くなる?
●若者世代の自殺
●会社に拉致される親たち
●子どもに寄り添う時間のない教師の苦悩
●子どもをひきつける若さ×賢明さ
●担任がころころ替わっては…
●「手」が虫歯?
●メディアにつかる子どもたち
●胎内環境を悪化させる社会
●非言語的コミュニケーションの力
●いい点数を取っても学ぶことは嫌い
●Gパン、スニーカーで雪の富士山へ?
●子どもに伝播する大人のイライラ
●生の自然では飽きる?
●他者を信頼する入り口
●声が小さい理由は?
●一気に咲き出す花のように成長する子どもたち

2 自然はゆっくり人間を育てる
  ~『エミール』第二編を読みながら~
●いたずら心は挑むという能動的エネルギー
●非人間的な教育の中でがんばれと言うのか
●自分のため、そして周りの人のために生きる
●願望のプラス面とマイナス面
●「死」を意識すると「生」がきわだつ
●やりたいことが何かを考える余裕もない
●子どもへの“責任”という名の“介入?
●その子の生きたい道
●自然からの贈り物は必要最小限だけいただく
●それは本当に子どもに必要な物か?
●理性はゆっくりやってくる
●子ども時代をしっかりくぐらせる
●離れることも、時には必要
●自ら挑んで得た経験
●赤ちゃんは、なぜ立って歩くようになるの?
●車のハンドルにはあそびがある
●子育ては“ゆっくり、ゆっくり”
●「あんな大人になりたい」と思われる大人か?
●つながり合いの入り口はどこにあるの?
●学校的な価値観を押しつけてないか
●自然の中で自分の不甲斐なさを知る
●うそをつかざるをえないほどに追いつめていないか
●早期教育より、たっぷり生きること
●たったひとつの秤では子どもははかれない
●楽しくてウキウキする時期を捨てていない?
●理性を得るためにたくさんの経験を
●「勉強が好きになれない」のはなぜ?
●口数が多いのは、不安だから
●自らの力で自然から学ぶ環境はあるか?
●子どもの言い分に耳を、心を
●安心できる場所になっていない学校
●どろんこになることの意味は
●眠らない街は…
●成長過程にある子どもは特に…
●子どもの前に立つ者にとって“意欲を誘い出す”は重要な技
●自分の翼をきたえる
●素足は大地をつかむ
●暗いなかは、ゆっくりゆっくり
●過去の現実の中に隠されているもの
●精神を安定させる触覚
●今までにない力を発揮するわけ
●共感能力と愛
●まねてもらってもいいと言える言葉を使っているか
●野菜そのものの味をおいしいと感じる子に
●“食欲”という医者
●バランスの良い食事をとりたくても…
●大人へ導く“実感としての感覚”
●子どもから生きるエネルギーをもらっている
●テストで測る学力なんて…
●自分の利害にしがみつくと…
●大人の思い通りに育つほうが不自然

3 自分のために生き、みんなのために生きていますか
  ~『エミール』第三編を読みながら~
●“未来への希望”へと続く道の入り口はどこか?
●親は不安でつい余計なことを言ってしまうけど…
●本当に必要であるかは、子ども本人が決める
●大人だって納得するのには時間がかかるのに…
●悪いのは実行した人だけ?

吉野啓一[ヨシノケイイチ]
著・文・その他

目次

はじめに 子どもには、子どもの生きたい道がある
1 生まれることは選べない しかし、立ち上がるのは自分の力だ―『エミール』第一編を読みながら(人にはその人固有の生きたい道がある;子どもは無条件に支えられるもの;エデュケート…“引き出す”から“教え込む”へ、誤訳? ほか)
2 自然は人間をゆっくり育てる―『エミール』第二編を読みながら(いたずら心は挑むという能動的エネルギー;非人間的な教育の中でがんばれと言えるのか;自分のため、そして周りの人のために生きる ほか)
3 自分のために生き、みんなのために生きていますか?―『エミール』第三編を読みながら(“未来への希望”へと続く道の入り口はどこか?;親は不安でつい余計なことを言ってしまうけど…;本当に必要であるかは、子ども本人が決める ほか)
おわりに 「『エミール』を学ばなかったら、ろくな教師になれないよ」と言われて

著者等紹介

吉野啓一[ヨシノケイイチ]
1951年1月11日群馬県生まれ。32年間の小学校教師生活を経て退職。「非行」と向き合う親たちの会会員。保育士向け『エミール』講座の講師を務める。趣味は、山歩き、スキー(SAJ1級)、十割蕎麦づくり、木工。地元の「おしゃべりコンサート」でボーカル担当。子育て相談会や講演も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。