目次
第1章 “遅寝はいけない”を科学する6カ条
第2章 眠りは心と身体の大事な栄養―見直して欲しい大人の役割(さまざまな概日リズム;睡眠・覚醒のリズム;睡眠中の身体の動き;今の日本の子どもたちの睡眠事情;睡眠時間と健康;睡眠と脳の発達;昼間の活動と睡眠;遅寝がもたらす心身への悪影響;ブレスローの7つの健康習慣と眠り;「寝かしつける」はしつけの一つ;「早起きサイト」を開いてみて!)
第3章 「早起き」ってこんなに大切なんだ(「早起き」の大切さを学んで―保健師さんの取り組みから)
著者等紹介
神山潤[コウヤマジュン]
1981年(昭和56)東京医科歯科大学医学部医学科卒業、同附属病院小児科研修開始。その後日本赤十字社医療センター小児科、草加市立病院小児科、国立療養所下志津病院神経内科、土浦協同病院小児科に勤務。1990年(平成2)旭川医科大学生理学第二講座助手。1992年(平成4)東京医科歯科大学小児科助手。2000年(平成12)東京医科歯科大学大学院助教授。この間1995年(平成7)から3年間、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)研究員
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感想・レビュー
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なると
18
この本でも日本の子どもは短眠とあった。今の子どもたちの睡眠時間が減った原因は大人達のせい。家庭の仕事事情もあるだろうが、どうか子を巻き込まないでほしい。とのこと、ごもっとも。夜は部屋を暗くし、朝日を浴び、よく運動させます【備忘録】遅寝をすると①セロトニン(脳内の神経活動のバランスを維持する)の分泌が減少→イライラ感、攻撃性が増強。運動によって多く分泌②メラトニン(眠気を起こす。抗酸化、老化防止、抗がん作用あり)の分泌が減少/睡眠時間が短いと小中学生でも高血圧になる/よく噛むことでもセロトニンが分泌する。2016/10/15
ななつのこ
4
2003年発行。早寝早起きの大切さや、寝かしつけは躾です、という部分を伝えるのは難しい。わかってはいるけど出来ないとか、親が遅寝遅起きで育ってきたとか、現代の親の生活もあるので習慣を変えるのは難しいとか色々言い訳はある。しかし、ひとりの人間の成長や生きていく上で子どもの頃からの質の良い睡眠習慣は不可欠という内容。著者が言うように眠りを軽く考えてはいけないと感じた。2019/01/05
sako
0
「子どもの発達に睡眠は極めて重要な働きを及ぼす」。当たり前と言われることがなぜ当たり前なのか、わかりやすく書いてある。私は“夜に強い”とイキがってるフシがあったのだが、単に概日リズム〈25時間〉と地球時間〈24時間〉のズレのせいによる錯覚と知れたのは大収穫(笑) また、日本の子どもの睡眠時間の少なさについて「日本はなんでこんなことになったのだ、子どもたちをどうするつもりなのか」と学会で海外のセンセイ方に質問攻めにされたエピソードが極めて示唆的で、子どもの育ちを守る大人の責任について考えさせられた。2016/06/06
septiembre
0
早起きサイト 生体リズムチェック面白そう2019/06/27
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- 和書
- 四国遍路八十八の本尊