内容説明
ひとつの会話、ひとつの言葉にこめられた思い―。その思い、その意味を理解することの大切さを著者は指摘し、患者との全人的なコミュニケーションの重要性を語る。本書は、長年、カウンセリングに従事してきた著者の、ナースを対象とした事例検討学習「看護とカウンセリング」の集成である。いろいろな事例、生きた人間関係を通じて、よりよい看護の実践を求める。
目次
第1部 臨床としてのカウンセリング(臨床の難しさ;人間理解に必要なこと)
第2部 事例学習「看護とカウンセリング」 1―看護目的とその対応(もういっぺんは治らなくちゃ;帰ったってどうしようもない;自力で熱と戦うしかないなあ;世間では嘘だって思われちゃう;かくさずにしっかりと言ってほしい)
第3部 事例学習「看護とカウンセリング」 2―問題提起とその検討(手術を宣告された患者との会話;手術を予定している患者との会話;治療行為に不満をもつ患者との会話;がんを疑う患者との会話)
第4部 看護とカウンセリングの出会う場で(事例検討学習に参加して;カウンセリングに学びたい人のために)



