内容説明
おなかがぺこぺこのどうぶつたちがいっぽんのふしぎなきをみつけました。そのきには、マンゴーのようにあまいにおいをはなち、メロンのようにおおきく、ザクロのようにみずみずしいあかいみがたくさん!ところが、きのなまえをあてないときにまきついたヘビがどいてくれません。そこで、どうぶつたちは…。
著者等紹介
ホフマイアー,ダイアン[ホフマイアー,ダイアン] [Hofmeyr,Dianne]
南アフリカのサマセットウエストに生まれる。作家。ケープタウン教員養成学校で学び、南アフリカのさまざまな学校で美術教師を務めた。1987年に子ども向けの読み物でデビュー。手がけた児童書や絵本は高く評価され、アフリカやヨーロッパ、アジアでも紹介されている。ロンドン在住
フロブラー,ピート[フロブラー,ピート] [Grobler,Piet]
1959年、南アフリカのニールストロムに生まれる。プレトリア大学で神学、シュテレンボッシュ大学でジャーナリズム、ケープタウン・テクニカル・カレッジでグラフィック・デザインを学ぶ。聖職者、グラフィックデザイナーを経て、創作活動を始める。2003年に『おい、カエルくん』(ごうどまち訳 オリコン・エンタテインメント)で、ブラティスラヴァ世界絵本原画展の金牌を受賞している
さくまゆみこ[サクマユミコ]
東京都に生まれる。編集者、翻訳家として活躍。青山学院女子短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
68
干ばつのアフリカ平原で唯一美味しそうな実をつけた木があった。しかし巨大なヘビが巻き付いていて、動物たちはその実を食べることができない。ヘビにどいてくれるように頼むと「だったら、この木の名前を言ってごらん」という。サバンナの王さまライオンだけがその名前を知るという。シマウマが出かけて行って名前を聞くが、帰り道で忘れてしまう。猿もゾウも忘れてしまう。カメが行って名前を聞くと…▽ヘビがとてもおしゃれ。ライオンの怒りかたが面白い。読み聞かせ向き。2019/05/29
アキ
32
アフリカのむかしばなし。とってもたくさんの果実がなっている木にヘビが巻きついて動物が近づけない。木の名前を言ったらどいたげると言われ、ライオンに名前を教えてもらいに行くけど変な名前なのでみんなど忘れしちゃう。最後にライオンに聞きに行ったのは・・・アフリカも行ったことがありますが、この絵本の通りゾウ・シマウマ・ヘビ・ライオン・キリンの世界でした。どんな教訓があるんだろう?2019/02/05
そら
30
可愛らしい繰り返しのある話。最後にみんなで「ボジャビ!」と叫ぼう。読み聞かせ候補に。2019/07/31
のぶのぶ
27
読み聞かせの会の方たちによるペープサートの演目。アフリカの民話。せっかく木の名前を聞きに行くが、何度も忘れてしまうお話。世界中に似たような話があるんだなあ。間違え方がまた面白い。オルガンやコンガの演奏も取り入れ楽しい公演に。ボジャビの木の実も美味しそうでした。絵本も読んでみたくなりました。2018/06/10
円舞曲
24
語りで知りました。絵の色彩がカラフルで綺麗〜。絵柄も独特で楽しい。歌の部分があり、面白い昔話です。2017/02/02