内容説明
あの「ブラック・ドッグ伝説」を聞いたことがありますか?一目見ただけでありとあらゆる悪運にとりつかれる、という…。それが本当なら、ホープさん一家を責めることなどできません。そんなやくびょう神のようなものが家にやってきたら、だれだって震え上がるでしょうから。それはともかく、こわがらなくていいものでも、こわいと思えばこわくなる―そんなことがよくあります。これは、そういうお話です。
著者等紹介
ピンフォールド,レーヴィ[ピンフォールド,レーヴィ][Pinfold,Levi]
The Django(未訳)でブックトラスト賞幼年部門新人賞を受賞
片岡しのぶ[カタオカシノブ]
翻訳家。和歌山に生まれて岩手で育つ。国際基督教大学教養学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナーキー靴下
59
なぜだかホラー味ある絵本だと思い込んで読みたい本登録していた気がするが、ホラーというよりはとても絵本らしい絵本、という印象だった。自分も子供の頃、黒っぽい野良犬が帰路に立っていたとき、とてつもなく大きく恐ろしいもののように感じたので、結構共感してしまう部分もあった。大きいから恐ろしいのか、恐ろしいから大きく見えるのかわからないが、一番小さな子からしたらすべてが大きい世界、犬の大きさは大した問題ではないのかもしれない。あとなんだかこのおうちはとてもお洒落だなと思った。海外のセンスの良い子供部屋っぽいのとか。2024/09/30
空猫
33
「こびとづかん」みたいな絵。都市伝説?の「ブラックドッグ(黒くて巨大な犬)」が家にやって来て…怖い話かと思いきや。思い込み、偏見を無くそうという教訓なのかな。2022/04/07
小夜風
30
【図書館】「ブラック・ドッグ伝説」を知らないのですが、楽しめました。絵が素敵♪怖いと思うと恐怖がどんどん膨らんでしまうというお話。この犬はこの家で飼ってもらえるのかな?(笑)2014/06/08
ふうてんてん
19
ティムバートンのような味のある絵。室内の書き込みや人物のコスチュームが楽しい。話は単純だけどシュール。巨大な犬の見開きの迫力がよかった。2016/02/20
魚京童!
18
ブラックドックだしね。この絵がいい。訳もいい。久々にあたりだ。なかなか最近なかった。こんないい本。時々しかないから、探すしかない。しょうがないよね。2019/09/08