内容説明
小さな島に子どもがひとりすわっていた。子どもは世界をながめ考えた―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん＠かのん変更
49
小さな島に子どもがひとりすわっていた。子どもは世界をながめ考えた―。 この子の正体は！いつかきっとこの子の考えたような世の中になりますように。2016/08/26
masa@レビューお休み中
45
表紙の美しさに惹かれて手にとってみたが、開くとそこには人間の欲望が渦巻く世界が描かれていた。戦争、飢え、海の汚染…さまざまなもの、状況を見ながら、「いつか、きっと」と願う心。そして、子供がその状況をあるがままに捉え、感じたことを言葉にしているであろう場面は胸が痛くなる。子供達にそんなことを考えさせたり、感じさせたりしているのは自分を含めた大人達だからだ。「いつか、きっと」ではなく、「いつでも、きっと」と言える世の中にしていきたいと切に願ってしまう。2012/04/27
tokotoko
34
読友さんの感想で、出会った１冊。まず、表紙の色の鮮やかさと、きれいな花いっぱいに・・・受け取った瞬間とっても嬉しくなった。春が本に姿を変えてやってきたのかと思った！急いで家に帰ってすぐ読んだ。そしたら、子どもの目からみた現実と、子どもの思いが淡々と語られ、最後は、子どもの決意で終わる、とてもまっすぐな１冊だった。この決意を読んだとき、なぜか気持ちがしゃん！としました。そして、自分の今生きている場所で、ちゃんとがんばるぞって思いました。2014/03/01
p.ntsk
34
子供はみんな天使の心を持って生まれてくる。この世の中をよりよいものにしようと幸福を増やそうと心に決めて。2014/03/01
kameyomi
20
いつか、きっと、争いも貧困も差別も環境破壊もない地球にしてくれる、そんな子どもが現れるはず。君たちはそのためにここに生まれて来たんだという、祈りの絵本。しかし、何か無責任に子ども達に希望を託している印象を受ける。大人達にそれを恥ずかしく感じさせるための絵本なのかも知れない。そう、大人達がまず変わらなくては。2023/12/18
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