内容説明
ポインセチアをかざるのは、なぜ?ポサダをいわう子どもたちの歌声、色とりどりのピニャータ、マリアッチの明るいメロディー、そして、まっかなポインセチア…。これは、メキシコのクリスマスにまつわる奇跡のお話です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
27
イエスへの贈り物がないと悲しむ少女に「心が何よりのおくりもの」と語ったママは絶対的に正しい。何か献上したいのに何もなくて、仏に泥団子を供養した子供が、アショカ大王に生まれ変わった仏教説話もある。2021/07/01
♪みどりpiyopiyo♪
21
貧しくてイエス様への贈り物を用意できない と悲しむ女の子。教会に入れずにいる彼女の耳にやさしい声が… ■クリスマスが近づくと、あちらこちらにポインセチアが飾られて、なんだか気持ちが華やぎます。メキシコで語り継がれるクリスマスの奇跡をアメリカ人のジョアンヌ・オッペンハイムが再話しました。絵は、アルゼンチン生まれ、メキシコで絵を学びイタリアに住むファビアン・ネグリン。ポインセチアはメキシコ原産だそうです。■贈り物の本当の意味を教えてくれるお話でした。(2003年)2017/12/21
mari
19
クリスマスのポインセチアにこんなお話があるなんて、初めて知りました!クリスマスに知っておきたい昔話知識絵本。2014/12/05
Rie
16
メキシコのクリスマスのお話。心優しい女の子に起きた奇跡。気持ちがこもっていればどんなものでも素敵な贈り物。2015/02/09
けんちゃん
16
図書館で。メキシコのクリスマスのお話は、「クリスマスまであと九日」で、ポサダ、ピニャータなど特徴的なイベントやグッズが紹介されていますが、この作品もクリスマス前の楽しい雰囲気が紹介されつつ、それを楽しむことの出来ない少女をメインにお話が進んでいきます。正直で清らかな優しい心を持った主人公、貧しさ故に教会でイエスキリストに献げ物をすることができません。そんな彼女に起きた不思議な出来事。すてきなイラストです。ポインセチアの登場がちょっと唐突すぎる感じはあるのですが、よいお話です。2011/12/10