内容説明
せまくて、暑くて、変なにおい。けれども、最高の「かくれみの」!?ユニークな方法で鳥に近づき、写真を撮ることに成功したキーアトン兄弟その冒険の日々を描いたノンフィクション絵本。
著者等紹介
ボンド,レベッカ[ボンド,レベッカ][Bond,Rebecca]
オーストリアのウィーンに生まれ、アメリカのヴァーモント州にあるピーチャムという小さな村で育つ。ブラウン大学を卒業し、ロードアイランドのデザイン学校では、イラストレーションを学ぶ。マサチューセッツ州ボストン在住
福本友美子[フクモトユミコ]
慶応義塾大学卒業後、公共図書館勤務を経て、現在は児童書の研究、翻訳などをする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mntmt
25
19世紀末、野鳥や巣の写真を撮ることに情熱をかけた兄弟の話。お話の終わりに実際の写真が載っていました。2016/06/22
Cinejazz
16
ヨ―クシャ-の農家に生まれた、リチャ-ド(1862-1928)とチェリ-(1871-1940)のキ-アトン兄弟は、幼い頃から野生動物の形や動きに目を奪われて育った。成人してからロンドンの出版社で働きながら、朝早くから鳥の巣を探しては観察を続け、その写真を撮り貯めていった。野鳥の目を欺き、巣に近づくために、樹の幹の中に隠れたり、牛を剝製を被ったりと、写真撮影の方法を工夫しながら出来上がった、すべて写真だけの本『イギリスの鳥の巣』の出版により、新たな自然史を開くものと脚光を浴びることとなった。2025/06/16
海(カイ)
15
【図書館】牛をかぶるとは何だろか?と思ったのだが、なるほどね、『かくれみの』で、鳥のたまごやひなの写真を撮るためにね。 キーアトン兄弟、凄いです!2014/03/20
カラスノエンドウ
12
野生の動物と仲良くなりたいなら、自然と一体になること。エッツの『わたしとあそんで』を連想しましたが、キーアトン兄弟は息をひそめるだけでなく、木の幹になりすましたり、牛のお腹に入り込んだり…!鳥の巣の写真を撮るためのいろいろな工夫が楽しい♪巻末に写真があり、本当にこんな事してたんだと改めて驚きました。彼らのその後や言葉も載っていて、良い伝記絵本だなぁと思います。2018/07/18
はる
11
図書館本。5年生のクラスに入るおはなし会で。一回おはなし会で使ってみたかったのだが、3クラスはなかなか気力が要る、お腹が減る。日本なら明治時代に「写真でできた自然の本」を出版したんだよ!いろいろ工夫をしながらね…というのがカラーの画像が溢れかえっている今の時代に伝わるかな。なのでこの絵本、実はカメラマンたち自身が被写体の写真が一番おもしろかったりする。牛革一頭分、けっこう重いとおもうがなぁ。2018/01/30
-
- 和書
- 俳書叢刊 〈第8巻〉