内容説明
つるつるすべるしろいこおり、ほしがきらめくくろいよぞら、さかながおよぐあおいうみ。でもきっともっとちがうなにかがあるはず…。
著者等紹介
ポーティス,アントワネット[ポーティス,アントワネット][Portis,Antoinette]
カリフォルニア大学ロサンゼルス校で美術を学ぶ。グラフィックデザイナー、アートディレクター、ディズニー社のクリエイティブディレクターとして活躍した後、アーティストとして独立。初めて制作した絵本『はこははこ?』で、ドクター・スース賞銀賞を受賞した。カリフォルニア州在住
ふしみみさを[フシミミサオ]
上智大学文学部フランス文学科卒業。洋書絵本卸会社、ラジオ番組制作会社勤務を経て、現在、フリーの翻訳家として活躍中。フランス語や英語の子どものための本の翻訳と紹介に努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
62
ペンギンたちの住む世界には、どこまでも続く白い氷と、黒い夜空と、青い海しかなかった。ある日、ペンギンのエドナは、白くなくて、黒くもなくて、青くもないものを探して旅に出る。そして、ついに…。「ないもの」の存在を信じて探し続けることの孤独と尊さを教えてくれる絵本。2017/04/28
tokotoko
42
★アメリカ★ペンギンのエレナは、雪の中も、暗い夜の中も、海を眺めてる時も、考えます。「もっとちがうなにかがあるはず!」。それからは、お友達のお誘いを全部断って、探して探して・・・探し続けます。さて!その"なにか"は、見つかったと・・・思う?私、この絵本、ものすごく大好きです。私、きっと生きてる限り、ずっと、エレナと同じことを思っていそうだからです。ずっとずーーっと探し続けているって思うからです。2016/01/12
小夜風
20
【図書館】ペンギンの絵が可愛い♪白と黒と青しかない世界。エドナはもっと違う何かを探しに行きます。単純だけど深い。2014/10/06
しぃ
15
白と黒と青しかない世界のペンギンが、何かを探しに出掛けます。序盤の哲学的なペンギンも、取り巻くどこか呑気なペンギンも、とにかく可愛い。鮮やかなコントラストの世界で新しく見つけたもの、出会い。最後にまた新たな出会いを感じさせる終わりかたもいい。2014/03/20
遠い日
13
まだ見ぬ世界に憧れるペンギンの子、エドナ。白、黒、青の色の世界から、もっともっと大きな世界を求めて行くエドナの冒険。知らないことを知りたいと思う心は、まっすぐ。見つけた世界に飛び込んで行くエドナの勇気も、まっすぐ。世界は広いと知ったエドナの憧れは、まだまだ終わらないみたい。2015/09/13