内容説明
「せかいがこわれはじめた!」どうぶつたちがぐんぐんはしって、うわさはどんどんひろまって…インドにつたわるジャータカのおはなし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
35
インドに伝わるジャータカのお話(お釈迦様の前世の物語。2500年以上に渡り思いやり、優しさ、善悪を教えてきたもの)から。あることないこと心配しては眠れない程に怯える一匹のノウサギは、ある日、よく熟れたマンゴーが落ちてきた音に「世界が壊れ始めた」と勘違い!大騒ぎして逃げ出します。それを聞いた1000匹ものノウサギ、1000頭ものイノシシ、1000頭ものシカなどなど、みんな大急ぎの大騒ぎで危機から逃れようとしますが…。流されず、慌てず、騒がず。物事を冷静に捉え、No!と言える人にならなきゃな。2021/04/07
大粒まろん
22
絵・再話:ジャン・ソーンヒル氏。カナダのオンタリオ州サッドベリーに生まれる。オンタリオ美術デザイン大学卒業後、フリーのイラストレーターとして活躍。夫とともに自分たちで建てた家に住んでいる。絵本を描いていないときは、愛犬と一緒にきのこなどを探して森を歩き回っているとか。訳:青山南氏。福島県に生まれ。早稲田大学卒業。翻訳家、エッセイスト。絵本の翻訳第56回産経児童出版文化賞(翻訳作品賞受賞)マンゴーが落ちる音を聞いた野兎は世界が壊れると思い込んで大慌て!何十頭と描き込まれてる絵は迫力があります。2023/09/20
わむう
20
インドの昔話。心配性の一匹のウサギが「世界が壊れはじめた」と騒ぎはじめたところから集団のパニック心理が起こり動物たちが一斉に逃げはじめる。冷静なライオンの判断のおかげで最悪の事態は避けられる。面白かった。読み聞かせ本にしよう。2016/12/07
小夜風
20
【図書館】インドに伝わるジャータカのお話。ノウサギの勘違いから「世界が壊れ始めた!」という噂が動物たちの間にどんどん広まって…。鮮やかな絵がキレイでした。インドにもライオンがいるんですね。2014/12/19
ume 改め saryo
12
インドの昔話。2500年前(笑)(^^) さすが4大文明(笑)(^0^) どんどん動物が増えていく。最後のほうのイラストは全て手描きでしょうか? 原画を見たみたいですね(^0^)/ 帯も楽しい、カラフルな色彩の勢いがあって楽しい!!(^^)2012/06/21