内容説明
そのとき、大空に一羽の鳥が飛んだ。鳥を愛する祖父をめぐるささやかなできごと、そして別れ。
著者等紹介
マクラクラン,パトリシア[マクラクラン,パトリシア] [MacLachlan,Patricia]
アメリカの児童文学作家。コネティカット大学卒業後、中学校教師を経て執筆活動を始める。『のっぽのサラ』(徳間書店)でニューベリー賞受賞。邦訳多数
シーバン,クリス[シーバン,クリス] [Sheban,Chris]
アメリカの画家。大学卒業後、イタリア、ペルージャでグラフィックデザイナーとして活動したのち、帰国後はシカゴを拠点に児童書のさし絵を手がける
なかがわちひろ[ナカガワチヒロ]
子どものための本の作家、翻訳家。文とさし絵を手がけた童話『かりんちゃんと十五人のおひなさま』(偕成社)で野間児童文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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わむう
26
鳥を愛し、孫たちに鳥についていろんなことを教えてくれた優しいおじいちゃんとの別れ。壁に描いたようなでこぼこな絵がきれいでした。2021/11/06
ヒラP@ehon.gohon
24
少し霧がかかったような独特の絵で、幻想的な世界の物語です。 次第に目が見えなくなっていったおじいちゃんの視界を印象づけるためでしょうか。 鳥の大好きだったおじいちゃんは、鳥になりたかったのですね。 願いがかなったことを信じたいです。2021/12/20
ひめぴょん
13
「大空をすべるように飛んでいくハクトウワシがいちばん」と言うおじいちゃん。空をまるごと、世界をぜんぶ見ている。そんなハクトウワシになったんだ と本当に必要なことしかい言わないとても静かな孫のミロは大声で言った。おじいちゃんといろいろな人との会話が美しい。そして、飛んで行った。死が描かれているけれど、悲しさや涙なく読めました。2023/08/05
退院した雨巫女。
13
《図書館-新着》おじいちゃんのこと好きだったんだね。おじいちゃんの夢かなってよかったんですね。2022/01/10
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
『おすすめ!世界の子どもの本 2022』JBBY選 で紹介されている絵本。 鳥好きのおじいちゃんに鳥のことを教えてもらった私と弟のミロ。私以上に鳥に精通したミロをだんだんと体が弱くなってきたおじいちゃんも見守ってきた。そのおじいちゃんを亡くした時、ミロは大きなハクトウワシが空を飛ぶのをみて「おじいちゃんが生まれかわった」と…。 1987年2月号 215号にて読了。 H31年度選書会議にて。【テーマ】科学・生き物 SDGs17の目標【3 すべての人に健康と福祉を】 【世の中を見つめるー生と死といのち】2023/05/04
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