内容説明
アメリカで半世紀以上親しまれていた子ども向けテレビ番組「ロジャーズさんのご近所さん」。自分らしく生きることの大切さを子どもたちへ伝え続けたフレッド・ロジャーズを描くノンフィクション絵本。
著者等紹介
リード,エイミー[リード,エイミー] [Reid,Aimee]
高校で英語、音楽、特別支援教育の教師を務めたのち、Mama’s Day with Little Grayで子どものための本の作家としてデビューした。カナダ、オンタリオ州トロント在住
フェラン,マット[フェラン,マット] [Phelan,Matt]
アメリカ、ペンシルベニア州フィラデルフィアに生まれる。グラフィックノベルや子どものための本の作家として活躍している
さくまゆみこ[サクマユミコ]
東京都に生まれる。編集者、翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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chiaki
40
アメリカで半世紀以上親しまれていた子ども向けテレビ番組『ロジャーズさんのご近所さん』のメインキャスターを務めたブレッド・ロジャーズの半生を描いた伝記絵本。アメリカでは“おかあさんといっしょ”的な子ども向けの番組の先駆けとなったのかな。幼少期の記憶が大人になった今もちゃんと息づいてることを考えれば、子どもたちに「自分を大切にすること」を訴え続けたテレビ番組の役割は計り知れない。彼の哲学、胸に響きました。2021/06/13
たまきら
35
とてもひどく言われたこと、されたことがいかにその人を変えてしまうか…。誰にでも経験があるであろうそんな痛みを子供と共感し、どう対処していくかを優しく示してくれたそんな番組があったんだ…。Youtubeで色々みてたら、映画化されたんですね、トム・ハンクスで。1969年の予算獲得のための公聴会の映像が素晴らしかった。2020/11/18
ヒラP@ehon.gohon
35
孤独を感じたとき、自信を失ったとき、心を支えてくれるようなお話です。 「ロジャースさんのご近所さん」 という外国の放送番組は知りませんが、身近な人々の支えや親しさが、生まれること、語りかけるという素朴な第一歩から生まれるのだということを教えられました。 そのためには、お互いに自分が自分のままで良いのだという自己肯定、人はその人のままで良いのだという人の存在肯定ができることが大事なのだとも教えられました。 誰でもできること、心がけたいことだと思います。2020/10/31
ぽてちゅう
21
フレッド・ロジャーズの番組は、視聴者(ご近所さん)への優しさと思いやりにあふれている。子供の頃、病気でひとり我慢した感情。やがてその感情は、ピアノが抑え、素敵なご近所さんが包み込んでくれた。おじいさんの言葉「私は、そのままのおまえが大好きなんだ」は生涯の友。「Won't You Be My Neighbor?」の軽快なリズムに集まるご近所さん。感情の健康的な代弁の方法を、難題にはシンプルな答えを与え視聴者を育てる。「あなたという人は、たったひとり」繰り返された数だけ、あなたにも大事な気づきをもたらします。2022/11/14
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
18
フレッド・ロジャーズさんの伝記絵本。アメリカで半世紀以上親しまれた子ども向け番組『ロジャーズさんのご近所さん』見た事はありませんが、とても子どもたちへのメッセージが深い!「あなたが あなたのままで いるだけで、きょうが とくべつな いちにちに なります。この ひろい せかいに、あなたという ひとは たったひとり。おなじ ひとは、ほかに だれも いません。わたしは、そのままの あなたが だいすきです」2020/04/25
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