内容説明
みんなは自転車をもってるのにさ…100ドルあれば、自転車が買える。そしたらもう、はしらなくていい。じぶんの自転車にのれるんだ!
著者等紹介
ボルツ,マリベス[ボルツ,マリベス] [Boelts,Maribeth]
1964年、アメリカ、アイオワ州生まれ。ノーザン・アイオワ大学で教育学を学んだ。卒業後、幼稚園の先生、小学校の代用教員、フリーの記者などを経て1992年に児童文学作家としてデビュー。アイオワ州シーダーフォールズ在住
ジョーンズ,ノア・Z.[ジョーンズ,ノアZ.] [Jones,Noah Z.]
1973年、アメリカ、ニューヨーク州生まれ。パシフィック・ノースウエスト美術大学でイラストレーションを学んだ。卒業後、脚本家、プロデューサー、イラストレーター、アニメーターとして活躍。カリフォルニア州ロサンゼルス在住
尾高薫[オダカカオル]
北海道生まれ。国際基督教大学卒業。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わむう
29
家が貧しくて自転車を買ってもらえないルーベン。自分も持っていれば友だちといろんな遊びができるのに。そんなある日、スーパーで女の人が落とした100ドルを拾い自分のリュックに入れてしまう。これで自転車が買える!と喜ぶが罪悪感も現れる。そしてリュックのお金を確かめると失くなっており激しく動揺する。次の日にお金は見つかるが、お金を失くした女の人も同じ気持ちになっていることがわかり、彼女にお金を返しにいく。その行動は感謝され、家族からも喜ばれ、自分にはかけがえのない温かい家族がいて幸せなことを実感する。2020/07/16
みつばちい
27
友達はみんな自転車を持ってるのに自分だけ持ってなくて、脇を走らないといけない。そんな時、人が落とした1ドルをネコババしたら、なんとそれが100ドルで?!これで自転車が買える、と喜んでいた矢先、お金が見当たらなくなって、、⁈ 誘惑に打ち勝ち正直に返すまでの心の揺れが自然に描かれていてとてもよい。両親に全て話したあと「だいすきよ」とお母さんにだきしめられて、「ぼくもじぶんがすきになる」という一文がとても素敵。正しいことをして、それを褒めてもらい、愛されてるのを実感することで、自己肯定感が持てるよね^ ^2020/08/22
gtn
23
物欲を押さえ、感謝と愛情を手に入れる。どちらが幸福かは周知。2020/08/16
遠い日
13
貧しさと、自分勝手な欲望に負けなかったルーベン。自分の家の生活の苦しさをよくわかっているから、欲しい物を欲しいとは言えない。愛されて育った子どもの正しさが眩しいし、自分を保てたルーベンがいじらしい。2019/10/04
mntmt
12
道徳的なお話。2019/10/31