内容説明
ゆきをまっているあなぐまに、ハリネズミがいいました。「ふるときにはふるよ。ただ、まっていればいいんだ」
著者等紹介
アーノルド,マーシャ・ダイアン[アーノルド,マーシャダイアン] [Arnold,Marsha Diane]
アメリカ、カンザス州の農家に生まれ、子どもの頃から牛や馬、鶏の世話をしたり、干し草置き場で子猫と遊んだりして動物に親しんだ。カンザス州立大学で英文学を学び、卒業後まもなく結婚し、カリフォルニアに居を移した
リウスカ,レナータ[リウスカ,レナータ] [Liwska,Renata]
ポーランドのワルシャワに生まれ育つ。カナダのアルバータ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインに学んだ。現在、イラストレーターの夫とともに、カナダのカルガリーに暮らしている
江國香織[エクニカオリ]
東京都に生まれる。2004年『号泣する準備はできていた』で第130回直木賞を受賞。小説のほか、詩やエッセイも発表し、日本でもっとも注目される作家の一人として活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kawai Hideki
61
雪が降るのを心待ちにする動物の子供たちのお話。冬なのにまだ雪が降らないと、心配顔のアナグマ。友達も心配になって、あれやこれやと雪がふるようおまじないをかけたり、雪の代わりに砂糖を降らせてみたり。でも、心配しなくても「その時がきたらちゃんと雪は降る」のだった。いろんな意味で「待つ」ことの大切さを教えてくれる絵本。子供の成長過程で子供自身が焦ることもあるだろうし、親の目から見てやきもきすることもあるだろう。雪が降らないことだってあるかもしれない。けれど、ゆったり構えて「その時」を待つようにしたい。2018/02/04
keroppi
57
図書館にて。動物たちが雪が降ってくるのを待っています。なかなか降らない雪。その時が来れば降るのですね。江國香織さんの訳。2019/02/03
Natsuki
54
あまりに暑い夏に、少しでも涼をとることができたらと思いながら読了⛄️雪が待ち遠しい、改め待ちきれないあなぐま。あなぐまをなだめつつも協力を惜しまない友だち。そんな彼らの試行錯誤の日々が微笑ましい?2018/08/10
anne@灯れ松明の火
26
南の隣市で。読友さんご紹介。相変わらず、かわいい絵だな~♪ うんうん。待っていれば、その時はくるんだね♪ いい友達がいて、よかったね。2017/12/24
る*る*る
23
冬絵本。あなぐまの、雪を心待ちにしている気持ちが強く伝わるっ✴︎周りの友達たちの優しいこと!読み聞かせ後、オポッサムの言い伝えを真似する子どもがいるかな⁈ 江國香織・訳の可愛らしい話。2016/12/16