内容説明
ここはイタリアのバルレッタという町。サン・セポルクロ教会のまえに、とてつもなく大きなわかものの像がたっています。町には、この像にまつわるいろいろなはなしがつたわっていますが、いちばん人気があるのは、11世紀にこのふしぎな大おとこの像が、バルレッタの町をすくった、というものです。では、そのおはなしをはじめましょう。
著者等紹介
デ・パオラ,トミー[デパオラ,トミー] [de Paola,Tomie]
1934‐2020。アメリカのコネチカット州に生まれる。4歳の頃には、すでに絵本作家になりたいと思っていたという。ブルックリンのプラット・インスティテュート、カリフォルニア芸術工芸大学に学び、1960年代から絵本制作を始めた。270冊を超える絵本を発表。長年にわたって児童文学に多大な貢献をしたとして、2011年にアメリカ図書館協会より児童文学遺産賞を授与された
福本友美子[フクモトユミコ]
公共図書館勤務のあと、児童書の研究、翻訳などをする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
6
イタリアのバルレッタという町に伝わる、ふしぎな大おとこの話。誰も知らないくらい昔から立っている大おとこの像。町の平和を守ってくれたはなし。2025/11/02
たくさん
4
シンボルがシンボルであるには誰かにねたまれたり、けしからんと言われずに存在し続けることが重要だと、中東情勢バーミヤンなんかでも思う。ちょっとした玉ねぎの機転で追い払えたけど、おおおとこ以外の兵士たちもたまねぎのにおいやなんかで涙流すんじゃないのって思いました。トミーデパオラの絵は存在感あって茶目っ気がありますね2025/10/30
弥都
3
イタリアの町バルレッタに伝わる、サン・セポルクロ教会の前に建つ大きな男の像についての民話をもとにした絵本。いろいろなお話が伝わっているそうだが、1番人気は11世紀に町と町の人を軍隊から救ったという話。本書はこれを描いている。人間は時にして薄情なものだが、身近に迫った脅威は、信仰が救う時もある。民話だが、どこまで真実か。2025/11/15
mntmt
3
とんちがきいてる。2025/10/19
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