内容説明
ひとつのあかりが紡いだ、あたたかなつながり。町じゅうに広がったあかりのリレーは、ひとりの少女のやさしい思いから始まったものでした。
著者等紹介
マシソン,クリスティ[マシソン,クリスティ] [Matheson,Christie]
アメリカのサンフランシスコ在住の児童文学作家。これまでの作品は、20種類以上の言語で翻訳されている
アレプス,アヌスカ[アレプス,アヌスカ] [Allepuz,Anuska]
イギリスのケンブリッジ在住の絵本作家、イラストレーター。スペインに生まれ、サラマンカ大学にて美術を学ぶ
ふしみみさを[フシミミサヲ]
埼玉県出身の翻訳家。上智大学文学部フランス文学科卒業。洋書絵本卸会社、ラジオ制作会社勤務などを経て、子どものための本の翻訳家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ほんわか・かめ
11
停電した夜、自分のためではなく誰かのために灯したランタン。そのランタンに気持ちを救われた人がまたひとつ明かりを灯す。優しさが連鎖してゆく様を見ていると、誰かを思う行動はためらわず起こすべきだなと感じられる。〈2025/光村教育図書〉2025/07/24
ふう
5
たったひとつでも、いいと思うことを行動に移してみたら、何かが変わっていく。あたたかいメッセージが伝わる絵本でした。あかりの表現がきれい。2025/05/21
遠い日
2
アヌスカ・アレプスの描く夜の闇が美しい。疲れた心を癒す温かな光。ひとりひとりの心にも灯を灯していくように、誰かの灯りが誰かを繋いでいく。そうやって街の灯りが灯っていけば、みんなが安らげる場所ができる。やさしいお話でした。2025/04/13
たくさん
1
暗い中、気持ちも落ち込んでいるときに明かりの明るくて暖かい感じのほっとすることはあると思う。この絵のように薄暗くて不気味な夕方や夜。自分が少し軽い気持ちであっても受け取る人の気持ちの持ちようで助かる嬉しいなどの感情が刺激されて伝染する。うまく生き過ぎに感じるのも同調するというものがみんな単純であると、全体主義のように悪意があったものに取り込まれる怖さもあるんだけど、そういう意識はない性善説のように善意が広がることを前提としている感じもあるので、悪意がない社会であればもっといい話だなあと思います。2025/04/22
チタカアオイ
1
【図書館】2025/05/20