内容説明
もし、あなたが書いた探偵小説の主人公が、ほかのどの探偵よりも有名になったとしたら?もし、その探偵が世界じゅうの人たちに愛されるようになったとしたら?それは、すばらしいことだよね?それとも…。ホームズを生みだした作家コナン・ドイルの波乱万丈な人生。。
著者等紹介
ベイリー,リンダ[ベイリー,リンダ] [Bailey,Linda]
カナダ中央部、マニトバ州ウィニペグに生まれ育つ。20代はイギリスとオーストラリアで働き、主に船で世界中を旅していた。その後カナダに戻り、ブリティッシュコロンビア大学で学び、学士号と修士号を取得。現在は児童文学作家として活躍。ジャンルを問わず、これまでに40近い作品を発表している
フォラス,イザベル[フォラス,イザベル] [Follath,Isabelle]
広告やファッション誌のイラストレーターとして活躍後、現在は児童書のイラストレーションに情熱をそそいでいる。インクや水彩、ペンや鉛筆などの画材のほか、デジタル技術を使って作品を制作している。スイス、チューリッヒ在住
千葉茂樹[チバシゲキ]
1959年、北海道に生まれる。国際基督教大学卒業後、出版社に勤務し、児童書の編集に携わった。その後、北海道に居を移し、フリーの翻訳家として活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
191
シャーロック・ホームズの物語は、何作も読んでいますが、その作者コナン・ドイルの物語は、初めてです。シャーロックホームズが誕生するまでは、かなりの苦労人だったようです。 https://ehon.mitsumura-kyouiku.co.jp/news/n103582.html2023/11/01
☆よいこ
74
伝記絵本。アーサー・コナン・ドイルの伝記はそういえば見かけない。人々は「シャーロック・ホームズ」が好きで彼の活躍は実在の人物の様に語られ映画にもなり、たいていの人は知っている(名前だけでも)。しかしアーサーの人生についてはあまり語られることはない▽物語好きな母親にたくさんの物語を語ってもらったこと、図書館通いをしたことは想像できる。家が貧乏で親せきのお金で学校にいく。大学生の時お金を稼ぐために船医として船に乗り、多くの冒険をした。ホームズが売れて困り果て、ついにホームズを殺したとは面白い▽音読18分2024/01/25
seacalf
50
イザベル・フォラスの絵が色彩豊かで独特の風合いを醸し出していて思わずページに引き込まれてしまう。これまでホームズの作品は長編、短編合わせて幾度も読んで楽しんできたが作者コナン・ドイルについては殆ど知らなかった。お話が上手かった母の影響、恩師ベル博士、学費稼ぎで船医として行った先での冒険、ホームズが大評判になってからの苦悩と復活、この絵本を読むだけで波瀾万丈でエピソード満載の彼の人生の一端を知ることができる。これは俄然伝記も読みたくなってくるなあ。2023/12/31
たか厨
24
2023年10月刊。原著は2022年刊。この筆者の本は初読み。私は自分を『薄~いホームズ・ファン』だと自覚している(一時期、日本シャーロック・ホームズ・クラブに籍を置いたが、皆さん、濃ゆいこと、濃ゆいこと……)。そんな私なので、本書を図書館で見かけ、『コナン・ドイルが自身の創作したホームズ譚に抱いていた愛憎を、どんな風に絵本にしたの?』と興味を覚え、手に取った。本書は、ドイルの少年時代から始まり、ホームズ譚が爆発的な人気を得るまでの貧乏生活(続)2025/04/20
ツキノ
24
【伝記絵本】2023年10月発行。コナン・ドイルの名は小学生のときホームズ作品をたくさん読んだので知っていたけれどファーストネームがアーサーとは知らなかった。日本では「名探偵コナン」で「コナン」の名は知れ渡っているが、その人生についてはほとんど知らなかった。波乱万丈。いい絵本だ。【252】2023/12/01