内容説明
「あなたの命は残り少ないのです」死神の予告をきっかけに、おばあさんが見つけた未来への希望とは―。
著者等紹介
有田奈央[アリタナオ]
福岡県に生まれる。『おっぱいちゃん』(ポプラ社)で絵本作家デビュー。同作で第24回けんぶち絵本の里アルパカ賞を受賞
アンマサコ[アンマサコ]
岐阜県に生まれる。美術作家。多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業後、立体造形などを用いて、さまざまな特殊映像作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
81
②やさしい死神▽一人暮らしのおばあさんの目の前に突然、死神が現れた。あれもしたかったこれもやりたかったと後悔を口にする。死神はおばあさんに残された時間は1ヵ月だと告げる「多くの人間が、明日があたりまえのようにやってくると思って生きています。必ずしもそうではないのに」けんかして疎遠になった娘の写真をみて会いたいとつぶやくおばあさんに「まだ時間はありますよ」と言って消えていく死神▽絵がとてもロマンチック。2024.2刊2025/03/14
どあら
37
図書館で借りて読了。死神に余命宣告されたおばあさん、やり残したことを一つ一つ叶えていけたら死は怖くないと思います🕊️2025/03/20
たまきら
37
楽しみにしていた絵本の続編です。こんなチャーミングな死神さんが死ぬ前の執行猶予時間を設けてくれたら…何をするかしら。美味しいものを食べる?大好きな人に会いに行く?悩ましいです。今日死んでもいい、ぐらいの勢いで生きていたいなあ…明日大きな地震が来るかもしれないし。2024/07/01
anne@灯れ松明の火
23
読友さんご紹介。新着棚で。1を読んでから、こちらへ。1はペットの話だったが、いよいよ人間のおばあさんの話で、ドキッとしながら読み始めた。タイトルはインパクトがあるが、死神は前と変わらず紳士。前作以上に、考えさせられた。今を大切にしなくちゃ、後回しにしないで、もっと早くすれば良かったと後悔しないようにしたい。でも、現実にはなかなかできないんだよな~。いい話なのだが、おばあさんへの宣告になり、ますます敬老会では読みにくい(苦笑)2024/05/23
みさどん
19
表紙の死神がおばあさんに寿命を告げている。もちろんおばあさんは悲しむが、その結末はなるほどと手を打つものだった。癌の方が突然死よりもいいという一つの説は、死ぬまでの準備ができるということ、確かにそれはある。本はそれをうまーく落としてあった。愛猫に対してどっちかなあといつも考えてしまう。人より短いから。2024/04/18
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