内容説明
「あなたの命は残り少ないのです」死神の予告をきっかけに、おばあさんが見つけた未来への希望とは―。
著者等紹介
有田奈央[アリタナオ]
福岡県に生まれる。『おっぱいちゃん』(ポプラ社)で絵本作家デビュー。同作で第24回けんぶち絵本の里アルパカ賞を受賞
アンマサコ[アンマサコ]
岐阜県に生まれる。美術作家。多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業後、立体造形などを用いて、さまざまな特殊映像作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みさどん
16
表紙の死神がおばあさんに寿命を告げている。もちろんおばあさんは悲しむが、その結末はなるほどと手を打つものだった。癌の方が突然死よりもいいという一つの説は、死ぬまでの準備ができるということ、確かにそれはある。本はそれをうまーく落としてあった。愛猫に対してどっちかなあといつも考えてしまう。人より短いから。2024/04/18
コニコ@共楽
15
『死神です』シリーズ、第二弾。なぜか満月の夜に現れる死神は、今回はおばあさんの前に。「あなたの命は残り少ないのです」と告げられたおばあさんは、死を前にして”生きる時間”を考えることになります。いくつも後悔していること、たくさんやりたかったこと等、次々と思い起こしていきます。どんな年齢の人でも余命は刻々と短くなっているのに気が付かせてくれる本です。林先生ではないですが、やりたいことをやるのは「いまでしょ」と感じるこの頃です。2024/03/13
tow
4
やりたいことは、やればいい。やらない後悔より、やる「前悔」。分かってはいるんだけど。と、自分を思いやれる一冊。2024/03/22