内容説明
なんだかむずむずくすぐったい。こんなきぶんははじめてだった。もしかして…ぼくのこと、すきなのかな?
著者等紹介
ファンインチャン[ファンインチャン]
1988年、韓国の京畿道安養市生まれ。2010年、詩人としてデビュー。これまでに詩集を4冊、散文集を1冊刊行し、繊細な感性で若い読者を獲得している。複数の文学賞を受賞。創作に励む一方、大学講師、ラジオ番組の進行役など活躍の幅を広げている
イミョンエ[イミョンエ]
大学で韓国の伝統的な絵画技法や様式を学ぶ。卒業後、イラストレーター、絵本作家として活躍。『いろのかけらのしま』(ポプラ社)で、ブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌受賞、ボローニャ国際絵本原画展入選、国際ナミコンクールグリーンアイランド賞受賞
おおたけきよみ[オオタケキヨミ]
大竹聖美。韓国児童文学研究者、翻訳者。日韓文化交流基金訪韓フェロー、大韓民国政府招聘留学生として延世大学大学院で博士(教育学)学位取得。現在、アジア児童文学日本センター理事、韓国児童文学学会国際理事、韓国児童青少年文学学会国際理事。東京純心大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
39
隣の席の女の子が「すてき・・・」と、僕を見て言った。その一言から僕の迷走は続きます。『ステキ』って、どういうことなんだろう。自分のことを言ってくれたと勘違いする男の子が可愛い。プラスの勘違いで、一日が豊かになるのが「ステキ」。教室から見える桜がステキだったと知ってがっかり。ショックで教室に入れなくて外に出て桜を見る。「桜ってステキ」「ステキなものを見ると気分がいいってことに、その時、僕は初めて気づいた」2024/01/28
わむう
23
韓国絵本。隣の女子がつぶやいた「ステキ」を自分に言われたと思う。が、女の子がステキと言ったのは校庭の桜だということがわかり、恥ずかしさのあまり走って外に出ると、満開の桜の美しさを見て、自然の素敵なものに触れると良い気持ちになることに気づく。2024/05/11
ほんわか・かめ
17
自分に言われたと思った「ステキ」という言葉。「ぼくがステキってどういうことだろう?」と一日中考えを巡らせ落ち着かない。てもいい言葉であることは確か。男の子のドキドキと落胆と、桜を見た時にぶわぁーっと広がる感動。感情の起伏がこちらにまで伝わってくる。満開の桜に完敗🥲だけどステキなものを見るのは気持ちがいいものだ。〈2023/光村教育図書〉2023/06/15
Mer
17
いつも行く図書館には、もう春の展示が。そこにあった大好きなこの一冊。再読だけど迷わず借りました。何回読んでも、何度見ても、本当に胸が愛おしさでいっぱいになる。とってもステキ✨改めて学校にも入れたいなと思いました。2024/02/02
みさどん
17
表紙の女の子が、「ステキ」とつぶやいた一言が、ボクを悩ませドキドキさせて幸せにする。自分を好きでいてくれる人がいるということ自体が、自分を温かくするって大いにある。たくさんのサクラに囲まれた挿絵が見事だった。ボクのほんわか感情が、その後報われていくといいなあ。2024/01/10
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