内容説明
チェスを素材に、シャーロック・ホームズが蘇った。「現代のルイス・キャロル」と呼ばれるスマリヤンが贈る論理パズル。
目次
第１部 チェス盤の前のシャーロック・ホームズ（どちらが白？；すてきな変奏曲；小さな練習曲；駒の色は？ ほか）
第２部 マーストンの島で（船の上で；インディアン・チェスの謎；位置についての新しい問題；ホームズ、議論を終わらせる ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nob
5
非常におもしろかった。チェスの一局面が示され、そこに至るまでの手順などを解析するという「チェス論理学」パズル集。絶対不可能に見えた局面の手順がわかったときの快感は癖になる。将棋に比べ、チェスは駒の動きに制約が大きいのでこういう論理パズルが成立する、これもチェスの魅力。「2手でメイトできることは証明できるのに、その手順をひとつ具体的に示すことはできない」局面だってありうる！チェスの基本ルールがわかっていれば誰でも楽しめる。難易度はパズル初心者にはやや高め、パズル好きな方には丁度いいレベル。お勧め。 2016/08/27
ponta
0
チェス初心者には難しかったけど、なるほどそうだ、と駒の動きを理解できた！途中からは理解できなくて最後まで読む気がうせちゃった。解説がもっと簡潔だったらよかったなぁ。2013/10/15
tomo6980
0
いやあ、これは何度読んでも面白い。まあ、読み返すたびに問題を忘れているだけなのだが。でも、Aの条件を満たすのはBだけ、だからCとなる、そこで言えるのは…と理屈を積み重ねていく心地よさは頭の中をマッサージされているようで癖になる。実は、ホームズ・パスティーシュの最高傑作？2020/08/22
