出版社内容情報
《内容》 日常臨床で行われる頻度が高く、比較的容易な肺の検査であるスパイログラフィ、ピークフロー、パルスオキシメータ、動脈血ガス分析の実際をイラストを多用しわかりやすく解説。病棟や外来で簡単にできる息切れの評価法や歩行試験、酸素療法についても記載した、日常診療ですぐに役立つハンドブック。
《目次》
I 肺の構造とはたらき
肺の構造
肺のはたらき
吸気と呼気
死腔換気量と肺胞換気量
肺胞換気量とPaCO2-肺胞換気式-
肺胞気酸素分圧とPaO2-肺胞気式-
肺胞気酸素分圧と動脈血酸素分圧
ガス交換
換気と血流のバランス
拡散
右→左シャント
肺循環
肺は低圧系
肺循環は低血管抵抗系
II スパイロメトリー
測定方法
肺活量と肺気量分画
肺活量（VC）
努力性肺活量と努力性呼出曲線
肺活量＞努力性肺活量-空気のとらえこみ現象-
1秒量，1秒率
換気障害の分類と疾患
最大換気量（MVV）
フローボリューム曲線
フローボリューム曲線とは
フローボリューム曲線パターンの判定
フローボリューム曲線から得られる諸指標
検査の実際
検査結果の読み方
III ピークフロー
ピークフローとは
測定方法
判定方法
実際の記録と対処法
IV 動脈血ガス分析
動脈血ガス分析はなにを測るのか
PaO2の正常値
PaO2と酸素飽和度
血液に含まれる酸素の量
PaO2の上昇の程度と酸素運搬の増加の程度
チアノーゼ
PaCO2の正常値
pH
検査結果の読み方
急性の低酸素血症の場合
慢性の低酸素血症の場合
急性のアルカリ血症の場合
動脈血ガス採血の検体の取り扱い方
V パルスオキシメータ
パルスオキシメータとは
パルスオキシメータの利用法
VI 息切れ（呼吸困難）の評価方法
ヒュー・ジョーンズ分類
VASとBorg scale
VII 運動負荷検査－歩行試験
6分間歩行試験
シャトルウォーキングテスト
付録／運動負荷検査標準法
VIII 酸素療法
ベンチュリマスクによる酸素吸入
鼻カニューラによる酸素吸入
高濃度酸素吸入による肺障害（酸素中毒）
在宅酸素療法（HOT）
付録
主な呼吸検査機器一覧
スパイロメータ
ピークフローメータ
パルスオキシメータ
携帯型カプノグラフモニタ
主な在宅酸素療法機器一覧
酸素濃縮器
携帯用酸素ボンベ
呼吸同調型酸素供給装置（デマンドバブル）
参考図書
