出版社内容情報
"《内容》 患者の個々の病態に合わせて生活環境も勘考した診療が望まれる気管支喘息について、慢性炎症性疾患としての病態を交えながら、各症例の診断と治療の選択を具体的に解説。 《目次》 「Clinical-case Oriented/気管支喘息」専門医のみるポイント61+α21世紀における喘息UP to DATE喘息の診断PART 1 発作を起こす要因と対策/19のポイント総説,1.家塵ダニ,2.ペット,3.食物アレルギー,4.花粉症,5.ウイルス感染(成人),6.ウイルス感染(小児),7.アルコール8.職業9.風邪薬(アスピリン喘息;NSAID過敏性)10.他の薬剤による悪化例(β遮断薬、ACE阻害薬)11.過労で重症化する例12.生理で悪化する例13.副鼻腔炎14.胃食道逆流症15.社会生活で理解を得られないために増悪する例とその克服法(成人)16.社会生活で理解を得られないために増悪する例とその克服法(小児)17.家庭の理解が得られないために増悪する例18.運動により増悪する例19.気候により悪化する例PART 2 (1)薬物治療(慢性管理に用いる薬剤)/17のポイント総説1a.β2刺激薬(成人)1b.β2刺激薬(小児)2a.徐放性テオフィリン(成人)2b.徐放性テオフィリン(小児)3a.抗アレルギー薬/インタール吸入(成人)3b.抗アレルギー薬/インタール(小児),3c.ロイコトリエン拮抗薬(成人)3d.ロイコトリエン拮抗薬(小児)3e.IPD3f.経口抗アレルギー薬の予防投与(成人)3g.経口抗アレルギー薬の予防投与(小児)4a.吸入ステロイド;BDP(重症度がstep downした成功例)4b.フルタイド著効例(吸入ステロイド薬がstep downした成功例)4c.経口ステロイド(短期使用の成功例)4d.小児の吸入ステロイド療法,4e.持続型ステロイド注射(ケナコルト-A)の適応,5.減感作療法は有効かPART 2 (2)薬物治療(急性発作の治療)/2のポイント1.急性発作の治療(成人)2.急性発作の治療(小児)PART 3 難治例へのアプローチ/14のポイント総説1.ピークフローが低値安定型の喘息,2.気管支拡張薬やステロイドに反応しないremodeling例,3.ブロンコレアを合併した喘息へのアプローチ4.タバコをやめない重症例(特に肺気腫合併例)5.治療抵抗性の咳をコントロールした例6.シクロスポリンが有効な例(ステロイド抵抗性)7.ステロイド依存性喘息(特に全身性ステロイド),8.社会的難治例,9.near death(成人)10.near death(小児)11.在宅酸素療法で成功した例12.不定期受診例(成人)13.不定期受診例(小児)14.アレルギー性気管支肺アスペルギルス症例およびアレルギー性肉芽腫性血管炎PART 4 小児の特性/9のポイント総説1.喘息教育の重要性2.喘息児の集団生活3.運動誘発喘息の予防4.繰り返す喘息児の対応(診断と管理)5.重症喘息発作がコントロールされた後の薬物療法6.小児喘息の他のアレルギー疾患合併例の検討7.小児の吸入ステロイド早期導入8.小児の気道過敏はどのように調べるか9.小児気管支喘息と漢方薬PART 5 知って得する最新情報1.喘息治療と学校生活2.テオフィリン中毒3.発熱や疼痛を訴えるアスピリン喘息,4.喘息患者は普通に治療すれば天寿を全うする5.喘息患者の妊娠・出産は問題ないか,6.気管支喘息患者の周術期管理7.小児喘息は何故寛解するのか8.思春期の喘息死亡率は何故高いか9.重症喘息の上手な酸素療法10.喘息治療は始め良ければ全て良し11.喘息患者をみたらコンプライアンスを疑え12.フルタイドパウダー吸入療法はむせない・効果あり13.貼って効く気管支拡張薬14.使い方によって効く抗コリン薬15.末梢血好酸球が2,052/μLを越えると、喘息+αを考える16.co-medicalによる上手な喘息治療参加(成人),17.co-medicalによる上手な喘息治療参加(小児)18.喘息患者が風邪を引いたら吸入ステロイドはどうするか19.COPDと喘息の簡易鑑別法20.去痰薬の上手な使い方21.抗生物質(マクロライド)をどう使うか22.漢方薬の上手な使い方23.一般臨床医が上手に専門医を利用するこつ"