出版社内容情報
《内容》 良好で安定した成績を得るために必要な、ARTラボラトリーの設計からICSIやPCR等の具体的手技まで、各施設の実際とポイントを中心にわかりやすくまとめたマニュアル書。 《目次》 1.IVFラボ 1 設計と配置 1)大学病院 2)機関病院 3)不妊クリニック 2 運用の実際 3 データ管理システム2.顕微鏡の種類と使い分け 1 IVFラボのための顕微鏡操作3.水 1 超純水の製造 2 水作製法4.器具の洗浄・滅菌 1 器具の洗浄と滅菌 2 各種滅菌法の比較5.培養装置 1 クリーンベンチ 2 CO2インキュベーター 3 簡易培養法6.培養液 1 試薬・機器の管理と保存 2 培養液の調製と平衡化 3 市販培養液の種類 4 培養液に添加する血清 5 ミネラルオイルの調製 6 培養液の保存とquality control7.卵子の採取・評価 1 採卵室・培養室の準備 2 卵子の操作 3 卵子の質評価法・表記法 4 媒精法8.精子の採取・評価 1 精子採取法と注意点 2 手術的精子採取法 3 精液の一般的検査と評価法 4 精子機能検査 5 抗精子抗体の検査 6 精子調製法 1)swim up法,swim down法 2)洗浄濃縮法 7 ICSIのための精子調製法9.凍結保存法 1 精子の凍結保存 2 卵子・胚の凍結保存 3 Vitrification法10.ICSI 1 装置と配置 2 油圧式マニピュレーター 3 ピエゾマニピュレーター 4 自動化マニピュレーター 5 卵・精子の活性化 6 TESE-ICSIにおける精子回収と凍結 8 ICSIの実際と注意点-1 8 ICSIの実際と注意点-2 9 ICSIの実際と注意点-311.Assisted hatching 1 Zona thinning 1)薬物処理法 2)機械的方法12.受精卵診断と胚生検 1 極体生検法の実際 2 FISH法による胚の遺伝子診断法 3 PCR法による胚の遺伝子診断法 4 Cell recycling法による胚の遺伝子診断法13.培養環境と移植 1 胞胚期培養法 2 共培養法 3 卵と胚の質の評価 4 移植法の実際 5 GIFT法 6 トランスポートART14.実験動物によるquality control 1 動物モデルによるICSI 2 マウス円形精子細胞の卵細胞質内注入法 3 ART卵子・胚の細胞遺伝学的検査
内容説明
今日の生殖医療は、産婦人科医、泌尿器科医という臨床医だけでは成立しない。その裏方としての臨床エンブリオロジストの援助なくしてはART(生殖補助技術)は一歩も前進できないというのが現実である。本書は、文字通り、生殖医療の技術バイブルとなるものだ。
目次
IVFラボ
顕微鏡の種類と使い分け
水
器具の洗浄・滅菌
培養装置
培養液
卵子の採取・評価
精子の採取・評価
凍結保存法
ICSI〔ほか〕
著者等紹介
宮川勇生[ミヤカワイサオ]
大分医科大学産科婦人科教授
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