出版社内容情報
《内容》 眼科学のすべての新しい流れを把えて―昨今、眼科においても専門領域が細分化され、専門領域のみに傾倒していくことが多く見られます。しかし、一般外来診療の場では眼科領域全体を系統づけて把握しておくことが必要となるでしょう。また、ここ十数年における分子生物学や医療機器の急速な進歩により、眼疾患の定義や分類は変貌し、それに伴い検査法や治療方針もまた大きく変化しています。本講座は、これらの臨床眼科学の新しい流れを踏まえ、コンパクトに全疾患を網羅し、最新の診断・治療の実際を、より見やすくわかりやすい図説形式で詳解した最新総合講座です。外来で診察をする際に糸口となる主訴や症状・症候から、どのように診断を進めていけばよいかを、フローチャートを中心に解説した診断・治療方針の手引書となる一冊。●上製本・函入・オールカラー●全巻予約特別定価(本体24000円+税) 《目次》 外眼部・前眼部の主訴 掻痒感/眼痛/灼熱感/異物感/乾燥感/充血/結膜下出血/流涙/眼脂/他視覚にかかわる主訴 視力低下/視野異常/眼精疲労/複視/飛蚊症/光視症/変視症/他外眼部・前眼部異常所見 角膜混濁・浸潤/角膜浮腫/前房出血/前房蓄膿/高眼圧/虹彩形態異常/他眼底異常所見 乳頭浮腫/乳頭萎縮/乳頭陥凹/乳頭形態異常/血管異常/網膜剥離,網膜分離/網膜浮腫/網膜視神経線維束欠損/眼底出血/白斑/色素沈着/他
内容説明
本書では、外来で診察の糸口となる主訴・症状・症候をまず「定義」し、そこから考えられる疾患を「鑑別診断」としてあげ、それら大きな鑑別の網の中からどのように疾患を絞っていくかを「診察の進め方」で方向付けをし、各種検査や眼の異常所見から「疾患鑑別のポイント」を示し、最後に「治療方針」をまとめました。各ステップを着実に踏んでいくことによって、主訴から正しい治療法にたどりつけるようにできるだけわかりやすく創意されています。
目次
1 外眼部・前眼部の主訴(眼痛;灼熱感 ほか)
2 視覚にかかわる主訴(視力低下;視野異常;眼精疲労 ほか)
3 外眼部・前眼部異常所見(角膜混濁・浸潤;角膜浮腫;前房出血 ほか)
4 眼底異常所見(乳頭浮腫;乳頭萎縮;乳頭陥凹 ほか)