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内容説明
現代の教育は誤ったイメージに捉われていると、教育社会学者が「理論」と「データ」を多用して実証。教育を考察するための良書。
目次
第1章 教育とは何か―学校は何のためにあるのか?
第2章 いじめ―いじめはなぜ起こるのか?
第3章 不登校―不登校は心の病なのか?
第4章 学級崩壊―学級崩壊の原因は教師の質低下?
第5章 少年非行―凶悪化する少年犯罪?
第6章 友人関係―コミュニケーション能力って何?
第7章 学力問題―学力格差はなぜ生じるのか?
第8章 就職―若者はなぜ就職できないのか?
第9章 ジェンダー―男らしさ・女らしさは必要か?
第10章 外国人―教室の国際化にどう向き合うか?
第11章 教師―教師の仕事はオトクなのか?
第12章 家族―現代の家庭の特徴とは?
第13章 学歴―高学歴者はなぜ高い収入を得るのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katoyann
11
2017年刊。教育社会学のトピックを13個挙げ、学生向けにわかりやすく解説した入門書。学歴、教師、いじめ、不登校といった多岐にわたるテーマが扱われている。経験則で事象を考えると分析を誤ることになるというように、学歴主義や学力問題に対する誤解を解く。ちなみに本書では、PISAの成績で日本がフィンランドを抜いたとされており、日本は詰め込み教育だから思考力が落ちるという見解は誤りだとされている。ただ、国語教育については課題が残り、日本の学生は文章を正しい意味で理解するのは得意だが、批判的理解は苦手らしい。2024/10/02