内容説明
天明元年(1781)、江戸の商人(歌人)津村淙庵は、奥州街道、羽州街道を通って出羽の国を往復、初めて東北の風景、風俗に接した。本書はその新鮮な驚きと感動を綴った紀行文である。淙庵の見た江戸中期の東北地方が、瑞々しい現代語訳と詳細な注解でよみがえる。
目次
巻第上
巻第下
著者等紹介
細川純子[ホソカワスミコ]
1942年宮城県仙台市生まれ。1975年宮城学院女子大学卒業。1977年日本女子大学文学研究科修士課程修了。同年宮城学院中学校高等学校勤務。1987年から宮城学院女子大学日本文学科非常勤講師を兼務。2001年東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科入学。2003年修了
津村淙庵[ツムラソウアン]
元文元年(1736)に生まれ、文化3年(1806)に71歳で亡くなっている。久保田藩御用達商人で、天明8年、奥州、羽州街道を通り久保田(秋田)に一年四ヶ月滞在し、『雪のふる道』を著した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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