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一粒の米もし死なずば―ブラジル日本移民レジストロ地方入植百周年

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  • サイズ A5判/ページ数 219p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784895445894
  • NDC分類 334.462
  • Cコード C0095

内容説明

サンパウロから南西に約200キロ。1910年代に日本人移民によって開拓されたイグアッペ植民地の中心地域レジストロ地方。そこは食糧不足の明治・日本に米を供給するための移住地だった。波乱万丈の苦闘の歴史から百年後の到達点まで、南米に根を張った気骨ある明治の日本人の舞台裏にせまる渾身のノンフィクション!

目次

前史編(金属版に込められた想い;「伯国のナイル河選民」 ほか)
戦前編(秘められた移民史の暗部;抹消された輪湖俊午郎 ほか)
大戦編(国際協調的な南進論の流れ;国交断絶で、早々と敵国人扱い ほか)
戦後編(コロニア最古の連合青年会;サンパウロ州移民再導入の先駆け ほか)

著者等紹介

深沢正雪[フカサワマサユキ]
1965年、静岡県沼津生まれ。三重大学卒業後、ブラジル邦字新聞の研修記者を経て、群馬県大泉町でブラジル人と共に働いた体験を『パラレルワールド』(潮出版)として出版。潮ノンフィクション賞を受賞。2001年、サンパウロの「ニッケイ新聞」入社。2004年から同紙編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

20
日本移民史105年を迎えたのは2013年という(8頁)。水野龍は、慶應義塾大学に学び、福澤門下(38頁下段)。1910年聖州政府とコーヒーを日本に普及する契約を結び、カフェー・パウリスタ銀座店は1911年創立(38頁下段)。水野龍は野に伏す民間の国士で、私財で笠戸丸出航の手段を講じた(42頁上段)。水野は1907年に移民契約に成功、日本移民導入の契機をつくった(64頁上段)。輪湖俊午郎(1880-1965)は安曇野生れ。1906年渡米、苦学。2015/07/10

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