内容説明
大塚弓子、ただいま花の独身、31歳。17歳で甲状腺ガン、26歳で再発、30歳で首に腫瘍が…。青春をガンと闘い続けた彼女が選んだ仕事は「リンパ浮腫セラピスト」。自らガン患者として、リンパ浮腫の患者たちと向きあい、支えあう日々―。
目次
私の仕事と日常
再々発の怖れの中で
高校生のがん患者
1度目の手術
地獄の日々
遺言
スタートしたがん患者
がん再発
ショック
2度目の手術
いざ、手術!
出発
再スタート
アルバイト
リンパ浮腫セラピスト
ピンチで拾われる
著者等紹介
大塚弓子[オオツカユミコ]
1978年、秋田市生まれ。高校3年生の時に甲状腺がん発症、手術を受ける。赤門鍼灸柔整専門学校卒業。26歳で甲状腺がん再発。2007年、石巻赤十字病院リンパ浮腫外来勤務。秋田市の総合病院でもリンパ浮腫相談事業に従事。日本医療リンパドレナージ協会認定上級セラピスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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真香@ゆるゆるペース
125
図書館本。著者は私より2歳上で同世代、元甲状腺癌患者という共通点から、興味を持った。著者は17歳の時に癌を発症、26歳の時に再発、30歳の時に癌の治療後にかかることが多い「リンパ浮腫」を発症。成人後に病気を患った自分と違い、若い時から3度もの試練と戦わざるを得ない経験をされてきた。克服後は自身の経験を活かし、リンパ浮腫セラピストの資格を取得。再発や転移の恐怖を持ちつつも日々前向きに頑張る姿勢に、勇気と元気をもらえた。自分も生かされていることに感謝の気持ちを忘れず、チャレンジ精神を持ち続けていきたいと思う。2020/06/21
yoshi
1
高校生なのに甲状腺ガンで手術した。作者のすごいところは、このあと3年も浪人して医療関係の学校で勉強し、あまり馴染みの無いリンパ浮腫セラピストになったこと。 実体験を通じて患者さんの気持ちが分かるとってもも評判の良い先生のノンフィクション。2012/01/18
ロクゴー
1
★★★☆☆(3)再発リスクを抱える元癌患者であり、リンパ浮腫セラピストである著者のノンフィクション。特に、癌患者としての不安や、その時に感じたことが詳細に描かれているのは、とても興味深い。医療者の言動を、患者はこう受け取っている、こう感じるのだという気付きもかなりあり、大変参考になった。また、セラピストとしてもがく後半も、同じく新しい境地を開拓していきたい自分としては勇気づけられた。2010/05/15
moe
1
甲状腺がん患者だった作者がリンパドレナージの上級セラピストになるまでの経緯2010/03/28
Kazue Nakamura
0
リンパ浮腫とか蜂窩織炎とか気になったので読んでみた2014/01/04