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東北ふしぎ探訪―歴史・民俗のミステリーを歩く

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  • サイズ B6判/ページ数 577p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784895444668
  • NDC分類 212
  • Cコード C0095

内容説明

まか不思議な民俗行事、不可解な事件の結末、定説のない歴史の迷路…諸説入り乱れる東北地方の歴史・民俗の謎を、膨大な文献資料を渉猟して解読する25篇のふしぎ物語。

目次

秋田の飛脚―「与次郎稲荷」伝承が語るもの
「八郎太郎」の足取り―壮大な竜神伝説をひもとく
「平将門の乱」東北後日譚―なぜ将門は「隠れた人気者」でありえたのか
後藤寿庵の消息―謎のキリシタン領主の残影を辿る
どこに眠る支倉常長―慶長遣欧使節団の真相は
「大野九郎兵衛」板谷峠に死す―元禄赤穂事件・米沢別伝
「戸」とは何か―「一戸~九戸」地名の由来説探訪
百姓が勝った大一揆―「三閉伊通一揆」の戦い方
アテルイと悪路王―黙して雄弁な古代東北史の証言者
東北の「鬼伝説」三題―カミとオニの狭間で
「天下無双の谷風」は誰か―三人谷風と東北の名力士たち
なこそ流れてなお白河へ―奥州二大古関を巡る
「チョウクライロ舞」の木霊―「鳥海」地名の由来を訪ねて
天津神ニギハヤヒをめぐる連想―東北に聖地を築いた物部氏
「壷の碑」はなぜ消えたのか―古代東北史の“交差点”に立つ幻のシルエット
三春藩秋田氏の長い略歴―神代から明治までのロングランを振り返る
以仁王と平家の落人―奥会津「隠れ里」残照
「風の三郎」が通った道―摩訶不思議なトリックスターの源郷を求めて
「高志王」の足跡と古代東北―異色の神が体体現するものは
奈良の大仏が輝いた時―「陸奥産金」と宇佐八幡神のお告げ
「伊達騒動」薮の内外―「仙台藩寛文事件」を旅する
大湯環状列石の今昔―ストーンサークルはどこまで解明されたのか
峰子皇子と八乙女たちの舞―羽黒山開山伝承をめぐる連想
相馬野馬追の誇り―異色の騎馬絵巻に「もう一つの将門伝説」を見る
十三湊の夕暮れ―繁栄する港湾都市はなぜ衰弱したのか

著者等紹介

伊藤孝博[イトウタカヒロ]
1948年、福島県福島市生まれ。通信社記者を経て、1984年から山形県米沢市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

8
東北に伝わる伝承や歴史上の物語から不思議なものを選んで論じた一冊。不思議自体は十三湊伝承や八郎潟等非常に興味をそそられた。ただそれを論じた部分には相当に強引な論理が見られる。伝説を無理に歴史上の事実と重ね合わせようとするところに無理が生じるのではないだろうか。やはり不思議は不思議のまま、そっとしておくのがいいのではないか、と読みながら思った。2011/10/22

しろ

1
2月に青森へ行ってから、津軽と南部、安東水軍、蝦夷のことを小説で読みたいと思い作品を探しましたが、なかなか思うような小説がなく。この本を道しるべにしつつ、風の陣・火怨シリーズを読み進めました。2011/03/30

シンリ

0
蜂子皇子目当て。他にもニギハヤヒとかアテルイとかおいしい話はいっぱいあったんだけど、ところどころ「馬子と入鹿の親子が~」とか、仏教伝来期の話なのに「中臣鎌子(後の藤原鎌足)」とかわけわからんこと書いてあるので信用できねえなーと思ってしまいました。ただこれ私が読みたい場所しか読んでないだけで、それ以前にそういう説があるとかの話があったのかもしれないけど2013/01/19

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