感想・レビュー
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BIN
8
新羅三郎義光からの佐竹氏の歴史を綴ったもの。源頼朝のときには平家側について落ち目になるものの、足利尊氏には味方して復活。戦国前までは一族の山入氏の一揆があるものの佐竹義重で勢力を拡大し豊臣政権で第7位の大国となる。南奥に進出していたのもよくわかったけど、なぜか人取橋の戦いの記述がなかったのが不思議。秋田転封後の久保田城築城等に非常に詳しい。義宣は律儀?もので有名な家康からも律儀すぎると言われるくらいだが、三成側に立った割には大胆な改革(というか粛清)をやってのけ家を守りきったのは凄いところです。2016/11/19