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歴史とテクスト―西鶴から諭吉まで

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  • サイズ A5判/ページ数 370p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784895421898
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C3023

内容説明

『中江兆民全集』編纂過程で生まれた「テクストの認定法」とは何か?それにはどんな有効性があるのか?兆民のみならず福沢諭吉の「脱亜論」をはじめ真贋論争のかまびすしい西鶴などのテクスト認定を試みる。そこからどんな歴史の秘密があぶり出されるのか?脱亜論を書いたのはほんとうに諭吉なのか?大岡昇平『堺港攘夷始末』への疑義とは何か?事実とテクストの関係一見ささいな歴史の路地をフィールドワークしつづける著者の熱誠あふれる史論集。

目次

第1章 テクストの認定法とその有効性
第2章 福沢諭吉―テクストの認定1(福沢諭吉『時事新報』論説の真贋;福沢諭吉『時事新報』論説の再認定 ほか)
第3章 西鶴から兆民まで―テクストの認定2(兆民は「日本国憲法按」を書いたか;徳富蘇峰と同志社大学設立の旨意 ほか)
第4章 歴史の時間(『堺港攘夷始末』疑異;鴎外と大岡昇平 ほか)
第5章 歴史のフィールドワーク(中江兆民に仮名を振る;吉野作造式フランス途中下車 ほか)

著者等紹介

井田進也[イダシンヤ]
1938年、長岡に生まれ、高崎に育つ。1957年、東京大学教養学部文科一類入学。1961年、同学部教養学科フランス分科を卒業し、大学院比較文学比較文化専攻に進学。1963年、同専攻修士課程を修了し、東京都立大学人文学部仏文学専攻助手に就任。1966~1968年、フランス政府給費留学生としてナンシー大学に留学。1974年度内、フランスで中江兆民関係の現地調査に従事。1998年、東京都立大学教授を経て大妻女子大学比較文化学部設立準備室に入り、現在同学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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