内容説明
高田敏子の詩は、戦後という時代を生きる人の乾いた心に、うるおいを与えた。その詩は、日常の陰翳ある小さな言葉で書かれたが、これは、大げさな言葉の流行るあの頃、思えば孤独な意思の敢行であった。―そんな「母の手」を、ありのままな心の形見として久冨さんが描いている。
目次
第1章 祖母との暮らし
第2章 母の手
第3章 さりげない言葉で
第4章 木彫り・その後
第5章 詩はいいわよ
第6章 横長の系図
第7章 なんでも好きになること
第8章 りんごの花
高田敏子の詩は、戦後という時代を生きる人の乾いた心に、うるおいを与えた。その詩は、日常の陰翳ある小さな言葉で書かれたが、これは、大げさな言葉の流行るあの頃、思えば孤独な意思の敢行であった。―そんな「母の手」を、ありのままな心の形見として久冨さんが描いている。
第1章 祖母との暮らし
第2章 母の手
第3章 さりげない言葉で
第4章 木彫り・その後
第5章 詩はいいわよ
第6章 横長の系図
第7章 なんでも好きになること
第8章 りんごの花