内容説明
日中戦争において、謀略宣伝のラジオ放送部隊を編成して対敵心理作戦を展開した「中国派遣報道部放送班」の設立から終息までの八年余りの激烈な電波戦の歴史を克明に活写した画期的なドキュメント。
目次
第1章 ラジオは声の砲弾
第2章 戦前上海のラジオ局
第3章 日本派遣軍の宣伝戦
第4章 激しい電波戦線
第5章 南京、遂に陥落
第6章 戦火、漢口に
第7章 江南各地に置局
第8章 汪兆銘、南京に還都
第9章 中国広播協会発足
第10章 大東亜戦争に突入
第11章 放送宣伝戦、熾烈化
第12章 協会財政の逼迫
第13章 汪主席の死去と終戦
第14章 引き揚げから解散まで