遺伝子からたどる日本の歴史と起源

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遺伝子からたどる日本の歴史と起源

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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784895319485
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0045

出版社内容情報

最新の解析・測定方法を取り入れた研究によって明らかになってきた興味深いトピックの数々を、遺伝子進化の専門家が分かりやすく解説。

人類の移動と文化を軸に、旧石器時代から古墳時代にいたるまでの日本の歴史を遺伝子という側面から読み解き、
当時の日本人の遺伝子の特徴や中国との関係、文化の伝播や交易についても考察。


【本書のポイント】
●遺伝子進化の専門家である著者が、炭素年代測定やPCR検査、シークエンサーなどの科学的な解析・測定方法により明らかになってきた興味深いトピックを紹介。
 ・岩宿時代の日本人と現代の人々の遺伝子の違いは?
 ・日本人の祖先は大陸からどのように移動してきた?
 ・アメリカ大陸を最初に発見したのは日本人?
 ・中国の戦乱がアジア諸国の人々の遺伝子に与えた影響とは?
 ・ネアンデルタール人は色白?
 ・兵馬俑の馬はポニーだった?
●旧石器時代から古墳時代にいたるまでの日本の歴史を追いながら、当時の日本人の遺伝子の特徴や中国との関係、文化の伝播や交易についても考察。
●「そもそも遺伝子とは何?」「DNAからどんな情報がわかる?」といった、遺伝子にまつわる基本的な情報をQ&A形式で解説。
●文献を読み込むだけではなく、科学的な手法から歴史を分析する意義と面白さを紹介。

内容説明

DNAなら、わかる。ネアンデルタール人が美白だったのかまで。「歴史って遺伝子で何か分かるの?」遺伝子進化の専門家が新しい日本史の授業、始めます。

目次

第1章 歴史って、遺伝子で何か分かるの?
第2章 旧石器時代―遺伝子から人類のルーツをたどる
第3章 岩宿時代―日本に渡った人類
第4章 縄文時代―日本人の遺伝子にせまる
第5章 大陸の歴史―大陸と日本の遺伝子
第6章 弥生~古墳時代―伝播する遺伝子と文化
第7章 遺伝子でみるカースト制度―DNAで南アジアの歴史が分かる

著者等紹介

杉田繁夫[スギタシゲオ]
博士(医学)、日本中央競馬会(JRA)競走馬総合研究所企画調整室。専門はウイルスの分子進化。1959年生まれ。京都大学薬学部卒、同大学院課程修了退学。大学院時代、アメリカ国立衛生研究所(NIH)による遺伝子工学のガイドラインが大幅に緩和されたこともあり、日本の遺伝子工学黎明期に遺伝子工学を学ぶ。その後、国立予防衛生研究所(現:国立感染症研究所)の厚生省流動研究員として、根路銘国昭博士の下で流行インフルエンザウイルスの遺伝子配列を決定するとともに、国立遺伝学研究所の五條堀孝博士の下で分子進化の解析手法を学ぶ。その後、JRA競走馬総合研究所に着任。インフルエンザ研究者交流の会の運営も担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

makio37

10
男系遺伝であるY染色体と、母系遺伝を示すミトコンドリア。2種類のハプログループ(遺伝子グループ)の移動経路を辿り日本とアジアの歴史を紐解く。民族間の戦争があると、被支配層の男性は滅ぼされるか奴隷にされる。中国華北では漢民族のY染色体ハプログループが圧倒的に多いのに対し、日本の場合は多様性が保たれている点が印象的。その他、夏殷周の後、西戎であった秦が中原を統一しやがて楚の劉邦と項羽が楚漢戦争で戦うまでの大陸の歴史を復習できたし、古代日本は春分秋分で年に2つ歳を取っていた件など楽しいトリビアも多数あった。2024/09/23

Humbaba

2
過去に戻ることはできないが、過去に思いをはせることはできる。そして、傍証を集めることで実際にはどうだったのかというのを形作っていく。データがなければただの妄想であっても、それを補強するデータがあれば十分に議論ができるようになる。時代が進むにつれて得られるデータは増え、その推測の精度も高まる。新しい技術でこれまでとは違ったデータが取れれば、それを加味したうえで次代を辿ることも可能になる。 2025/01/20

乱読家 護る会支持!

2
ホモサピエンスは、アフリカ大陸で生まれて、時間をかけて日本列島にやってきた、、、ことになっています。 そして、日本に住んでいた人類は、世界で最も進んだ石器を使っていたようです。 一方、日本は火山国のため酸性土壌で、古い時代の人骨が残っていません。 以上のことから、、、、 ひょっとして、アフリカでホモサピエンスが生活していたよりも古い時代に、日本には人類が住んでいたのではないか? ただ、酸性土壌のため、人骨が残らず、その痕跡が残っていないのではないか? などと、空想を膨らましてみました(笑) 2024/10/28

K T

0
歴史研究の正しさを遺伝子から見る2024/12/31

PINGE

0
日本の歴史と起源、とのタイトルだがインド〜中央アジアくらいまでカバーした解説。一冊前に読んだ長浜弘明氏の本で、半島とのヒトの移動と関わり、イネの起源(インディカ種とジャポニカ種〜水稲と陸稲)が興味深くて興奮したので、その部分はあっさりとしている点に少し落胆。難しい内容ではあるが平易な文章(但しせいぜい2〜3割くらいしか私には理解できていない)なので一気に読み通せた。ミトコンドリアとY染色体それぞれのハプログループの流れがわかるカラー口絵も満載で助かる。岩宿時代やデニソワ人の事も知れて嬉しい。2024/06/01

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