感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
17
犬の認知研究学者による本、ということで、犬はどういうふうに世界を認識しているのか、という系の内容かと思った。そういう箇所もあるものの、多くは人間が犬をいかに「非人間的」に(こう表現するしかない)扱ってきた歴史と現状の報告と意見の表明だった。それでも興味深く読みました。去勢避妊の処置についての意見は、個人的に考えたことがなかった視点で考え込んでしまった。犬だけでなくペットを愛するひとなら読んでみると発見があるような気がします。2021/11/20
かつたま
1
・犬種は人間が作り出したもの ・近親繁殖により純血種が守られていること ・献身繁殖は様々な障害を引き起こしている ・去勢避妊手術はより近親繁殖を生む ・短い鼻のパグやブルなどは人間の顔に寄せられて作られた擬人化もの。 ・映画などて人の言葉を喋らせる、服を着せるなど擬人化して可愛いと思うのは犬を犬として見ていない。 いろいろと見えなかった部分、見ようとしてこなかった部分、思い知らされた。2025/01/11