内容説明
雲、光、風、季節から予想する天気89例!ひと目で天気のすべてがわかるイラスト掲載!天気の移り変わり連続写真。富士山と雲の不思議な関係。飛行機から見た雲の頂点。
目次
第1章 雲から天気を予想する(すじ雲がたくさん並ぶとだんだん雨に(巻雲)
うろこ雲が空に広がるとだんだん雨に(巻積雲) ほか)
第2章 光から天気を予想する(青い空が澄んでいると晴れ続く;朝夕の薄明がきれいだと晴れ続く ほか)
第3章 風から天気を予想する(季節風が吹いているときは山で天気分かれる;南風が強く吹くとだんだん雨に ほか)
第4章 季節から天気を予想する(春:地面が暖まり雲湧きやすい;夏:湿った南風で雷雨も ほか)
著者等紹介
武田康男[タケダヤスオ]
1960年東京都生まれ。東北大学理学部卒業後、千葉県立高校教諭(理科)、第50次南極地域観測越冬隊員を経て、2011年より独立。“空の探検家”として活動している。現在は大学の非常勤講師として地学を教えながら、小中高校や市民講座などで写真や映像を用いた講演も行う。気象予報士、空の写真家でもある。執筆・監修・写真映像提供、テレビ・ラジオ出演など多方面の実績を持つ。日本気象学会会員、日本自然科学写真協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mr.チャーリー
37
この夏、遠くに「かなとこ雲」だとハッキリわかった雲を見ました。夕焼けは晴れ、傘雲が出ると雨とよく耳にします。これまでも専門的な気象の本を書店でパラパラと眺めたことがありましたが、本書は直感的でとても分かりやすい内容です。見開きの2ページに雲など空の写真を載せて、その写真に重ねて矢印で雲や風の動きを示してします。ページの下に2行でこれからの天気の変化について簡潔な説明があって、親近感が湧きます。これまで雑草の本、街角図鑑を読みましたが、本書を加えて、通勤や散歩する時の楽しみがまた増えました。2020/10/19
ルート
19
同じ空を見たときに、得られる情報量は、こんなにも違うのか。雲の種類や進む方向。光の屈折の様子や空の澄み具合。風の強さや冷たさ。いろんな要素を重ね合わせて、「これから天気はこうなりそうだなぁ」と予測を立てることができる。ときには外すこともある。精度を高めるためには、経験も必要だ。空を見るのは、人付き合いにも似ているのかもしれない。声の高さ、視線の移動、爪先の向き…いつも見ているようで見ていない部分から、相手との関係をよくすることもできる。もちろん、これも外すこともある。でも雨のあとには晴れの日が来るはず。2021/04/23
RX78
18
雲の写真好きです。雲の写真に矢印や解説が入り、この後どんな天気になるか教えてくれます。2020/06/24
uniemo
12
割と空が広く見えるところに住んでいるので、空を眺めるのが大好きなのでこれからこの本を参考に天気も予測してみたいと思いました。今まで何となくみていた雲の名前もわかりました。空の写真もきれいでした。2019/12/17
Tadashi_N
10
実用本であり、雲の写真集でもある。上空の湿度が見えるかがポイント。2024/10/12