内容説明
食の安全が問われる時代の水産・食品業界の必携書!写真+図表は300点!寄生虫&異物124例を解説!魚類は魚肉・内臓・外観など部位別に、魚類以外の甲殻類や貝・イカ・タコ類は種別に検索できる!発生頻度を3段階評価!アニサキスなど人体に有害なものは特に詳しく!寄生虫と間違われやすい「異物」も掲載!風評被害発生のメカニズムや防止の具体策もカバー!寄生虫発見時の検体保管や送付方法も付録!
目次
第1章 魚肉の異常・寄生虫
第2章 内臓の異物・寄生虫
第3章 外観の異常・寄生虫
第4章 甲殻類・貝類・頭足類の寄生虫
第5章 人体に有害な寄生虫
第6章 水産食品にみられる異物
第7章 風評被害を発生させないためのリスクコミュニケーション
付録 原虫および大型寄生虫の検体保存・輸送方法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
62
図書館本。タイトルのインパクトでジャケ借り。お刺身が食べられなくなる可能性大? いえいえ「天然魚に寄生虫は当たり前」ですが、人体に影響するものは少ないそうです。そして歪曲などの異常形態の魚はほとんどが寄生虫によるもので、環境汚染とは無関係らしいです。風評被害は慎むべきと、非常に真面目な本。2019/05/30
たまきら
30
人体に危険があるものからないものまで、いろいろ紹介されています。タイノエはあったけどサヨリのえらぶたにつくモノは紹介されていなかったなあ。今回目からウロコだったのが、イカに良くくっついているモコモコ動いている寄生虫。あれもアニサキスだと思って慎重に取り除いていたんですが(けっこう生きてるし)ニベリン条虫というネズミザメにたどり着きたい寄生虫だったこと。「寄生虫がいない魚の方が珍しい」という態度で触れば全く違和感ないんですが、嫌な人は嫌だろうなあ。2019/06/20
絵具巻
1
文京区立根津図書館で借りました。2019/10/08