内容説明
知っているようで知られていない、人と動物の血液型をときあかす!
目次
第1章 血液型ってなに?(血液の成分とはたらき;血液型ってなんのこと? ほか)
第2章 動物たちの血液型(動物たちにも血液型はある!;ニワトリ ほか)
第3章 これですっきり!血液Q&A(どうして血は赤いの?;赤くない血はあるんですか? ほか)
第4章 知っておこう輸血・献血事情(人の輸血・献血;犬と猫の輸血・献血)
著者等紹介
近江俊徳[オウミトシノリ]
1966年栃木県生まれ。日本獣医生命科学大学獣医学部獣医保健看護学科獣医保健看護学基礎部門(比較遺伝学研究分野)教授。東京農業大学農学部を卒業後、自治医科大学医学部研究生を経て、1996年3月博士(医学)を取得し、同大学法医学・人類遺伝学部門助手となる。助手時代にスイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETHZ)動物科学研究所に客員研究員として2年間留学。2006年4月より日本医科大学・日本獣医生命科学大学に助教授として着任。准教授を経て2012年より現職。日本比較臨床医学会理事なども務めている。専門分野は分子遺伝学、分子血液型学、動物生命科学。東京農業大学では家畜の血液型について学び、その後自治医科大学にて人の血液型研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
55
人間の血液型は30種類以上ある。人間だけではなく、動物たちにも血液型がある。植物にもある。[第1章:血液型ってなに?][第2章:動物たちの血液型][第3章:これですっきり!血液型Q&A][第4章:知っておこう輸血・献血事情]参考文献あり。小学生向きふりがなあり。▽調べ学習用に優秀。読んでネタ本としてもすごくいい。2019/03/20
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
47
人間だけでなく、動物にも植物にも血液型がある。いろんな質問に答えており、A型、B型の次にC型でなく、O型なのかが分かった。輸血の始まりは1667年のフランスの医師、ドニが子羊の血液を人間に輸血したのが始まり。その後も子羊の血液を輸血していたが、ある時一人重い副作用で亡くなった。それまで大丈夫だったのが怖い。あと犬や猫の輸血は同じ同種の血液が必要だが、どう確保しているのか気になるところ。2019/05/09
めえめえ
11
ワンコを飼って3年、人間だけでなく犬猫、家畜他、動物にはもたくさんの血液型があるのは知らず。蚊が吸った人間の血からDNAが分かる研究もあるそうです。4章は動物の輸血の事情が載っていました。動物病院の輸血用血液確保がいかに大変かが分かりました。 2023/11/15
pettyori1
10
血液型についての雑学本。 注射も採血も苦手なのですが、どのページからでも読み始められるし、知らないことが沢山書いてあって興味深い。豚の血液型はABCDEFGHIJKLMNOPSの17種類あるそうです!先日、豚の心臓を移植した人のニュースがありましたが、輸血とかどうするんだろう?ますます気になる世界です。2022/03/22
にゃーごん
8
子供向けの本だと思うが、結構本格的な内容なので、大人でも十分楽しめると思う。逆に、子供だとよっぽど動物マニアとかじゃないと取っつきにくいんじゃないかな?とはいっても説明はすごく分かりやすい。自分は生物学系の内容が苦手で(実際、読んでてちょっと気分が悪くなった)人間の血液型に関する知識もあまり持ち合わせていなかったのだが、第一章でそもそも血液型とは何ぞやという点が詳しく説明されていたので、動物云々よりもそこが非常に勉強になった。2020/11/19