内容説明
足の蹄がすり減って歩けないサイ、拒食症のウツボ、イヤリングをした子鹿、ジンベエザメが空を飛ぶ…。さまざまな事件で傷ついた動物に対して、独創的な発想と技術を駆使して治療に挑んだ獣医師たちの貴重な体験談。世界中の動物と獣医師たちのドラマを通して、人と動物の“かかわり方”やそこから生まれる“絆”が見えてくる。
目次
第1章 野生動物との親密な関係(タフガイチンパンジー「ホンド」;ウツボとバーテンダー ほか)
第2章 動物を救うテクノロジー(靴を履いたサイ;中国のパンダたち ほか)
第3章 体力勝負(バイソン奪還;ゴビ砂漠、雪中のラクダ ほか)
第4章 パズルとミステリー(足を引きずったトラ;タコの体の中にバナナのスライス ほか)
第5章 クロスオーバー(がんに罹った金魚「チューリップ」;外科医と重傷カンガルー ほか)
著者等紹介
スペルマン,ルーシー[スペルマン,ルーシー][Spelman,Lucy H.]
獣医師。ルワンダを拠点とする中央アフリカでマウンテンゴリラ・ベテリナリー・プロジェクトの地域担当マネージャーとしてゴリラの治療活動を行う。ワシントンにあるスミソニアン・ナショナル動物園では獣医療部長を数年にわたり務めた経験を持つ。またアニマルプラネットとディスカバリーチャンネルで放映された12本の番組にも出演し、そのうち2本の番組は彼女自ら企画したものである
マシマ,テッド[マシマ,テッド][Mashima,Ted Y.]
獣医師。現在メリーランド州のゲイサーズバーグにあるマシマ・コミュニケーションズの社長。頻繁にレクチャー活動を行っている。メリーランド大学のCenter For Public and Corporate Veterinary Medicineの準部長を務めた経験を持つ
横井教子[ヨコイノリコ]
1962年生まれ。新潟県出身。高校時代を栃木県宇都宮市で過ごし、酪農学園大学獣医学科に入学。1986年、獣医学修士課程修了後、獣医師免許取得。大学院修了後、愛知県癌センターで実験助手として勤務。その後名古屋市内の小動物病院で3年間勤務。渡米後1995年に日本に戻り再度獣医師として勤務。1997年からハワイに本社を持つ米国企業に就職し、東京都国立市で日本営業所の代表者を務める。この間に国際ビジネスを学び、1999年に本社のあるハワイ・オアフ島に異動し勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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