出版社内容情報
収録作品
はまべのいす 山下明生/作 杉浦範茂/絵
エルマー、とらに会う ルース=スタイルス=ガネット/作
ルース=クリスマン=ガネット/絵 渡辺茂男/訳
とびこめ レフ=トルストイ/作
エ=カリノフスキー/絵 西郷竹彦/訳
太郎こおろぎ 今西祐行/作 中尾彰/絵
貝がら 大石真/作 狩野富貴子/絵
吉四六話 瀬川拓男/作 村上豊/絵
【解説】タネも仕掛けもない魔法 今江祥智
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Major
42
【私の童話ベスト5】第5位 昔々四つ昔ほど、ガキ大将たちはまだいた。親分気質でケンカ早く、遊びはワンマンで何でも決める。自らも虐めるが、それでも弱い子がいじめられていれば助け面倒をよく見る。何の事はない、昭和40年代初期ぐらいまでは影を残していた義理と人情に生きる家父長としての「おやじ」の体現だった。そんな昭和の時代の田舎の学校生活の一コマを描いた名作である。小学校3年時に国語教科書で読んだ。ー太郎は教室の自分(当時は二人用の焼入を行った黒い色の板で作られており、上面蓋で教科書類はその蓋を開けて入れる。2024/12/27
リコリス
24
次男の本棚より(笑)懐かしい。「はまべのいす」みつけたら読書したいな。「エルマーとらに会う」エルマーの冒険シリーズはちょっと怖くて面白い。「とびこめ」トルストイは童話も書いていたんだなあ。「太郎こおろぎ」「貝がら」小学生の頃の忘れられない思い出があたたかい。「吉四六話」こういうのを読むときなぜか日本昔話の吹替で読んでしまいました(笑)2016/06/16
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
地元の小学校は教育出版なのですが、光村にはいいおはなしが沢山載ってるよ、と聞いたので、お正月用にまとめて借りてきました。お正月待てなくて読み始めましたけど(笑)第6巻は中学年向け6話。 『 はまべのいす https://bookmeter.com/books/8215691 / エルマー、とらに会う / とびこめ / 太郎こおろぎ / 貝がら / 吉四六話 https://bookmeter.com/books/3163993 』2020/12/31
pandakopanda
10
図書館本。この巻から中学年向き。「エルマー、とらに会う」この前後に話があるのかな。読んでみたい。「とびこめ」トルストイって童話も書いていることを初めて知り、驚き!「吉四六話」吉四六という人のとんち話で面白かった。ここに書かれているのは3話だけだったけど、実際にはもっとたくさんあるみたいなので気になる。他収録作品「はまべのいす」「太郎こおろぎ」「貝がら」2014/08/27
kanaoka 57
2
レフ・トルストイ「とびこめ」 忘れていた子供の頃の記憶が蘇った。非常に懐かしい。子供の心に強く印象に刻まれつつも、無意識の中に埋没してしまったようだ。帆船のマストの頂点から、引き下がることもできず、緊迫の中、海へ飛び込む。そう、夢の中ではよく似た景色を何度も味あわされてきた。その原点がここにあったのか!!2016/01/07