出版社内容情報
1922年11月12日、東京・洲崎埋立地において日本で最初の自動車レースである「第1回自動車競走」が開催された。その発端となったのは、同年2月にレースカー・ハドソン号とともに帰国した米国シアトルの日系移民、藤本軍次であった。藤本のまわりには自動車とスピードに魅了され、その後の日本の自動車産業において大きな影響を与えていく人物たちが集結する。本書では、数少ない自動車史研究者である著者の長きにわたる徹底した国内外の文献調査により、戦前日本の自動車レースの歴史に光をあてる。
内容説明
1922年11月12日、東京・洲崎埋立地において日本で最初の自動車レースである「第1回自動車大競走」が開催された。その発端となったのは、同年2月にレースカー・ハドソン号とともに帰国した米国シアトルの日系移民、藤本軍次であった。藤本のまわりには自動車とスピードに魅了されその後の日本の自動車業界を動かしていく人物たちが集結する。本書では、著者の長きにわたる徹底した文献調査により、戦前日本の自動車レースの歴史に光をあてる。
目次
第1部 急行との競走
第2部 洲崎の2回
第3部 大震災
第4部 立川飛行場
第5部 鶴見埋立地
第6部 代々木、3年間の総括
著者等紹介
三重宗久[ミシゲムネヒサ]
1948年東京生まれ。1971年4月~1983年12月まで雑誌社勤務。新型車の試乗、レース取材、ストーリーものの企画、執筆に携わる。1984年1月に独立、フリーランスとして記事と写真を『ル・ボラン』『モーターマガジン』等に寄稿、同時に海外取材に多くの日を過ごす。中心はアメリカ、イギリス、イタリアのヒストリックカーのイベントで、その過程で主催者やレストアラーなどに多くの友人、知己を得る。2001年12月からは自動車関係の専門家を招いての講演会、「西家鼎談」を主催、2019年12月まで定期的に開催していた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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